実践的オブジェクト指向分析入門40
オブジェクト指向方法論OMTにおけるオブジェクト指向分析はこれで終わりです。あとは、オブジェクトモデルの構築、動的モデルの構築、機能モデルの構築を必要なだけ繰り返すだけです。1度で完璧に分析を出来る人間は存在しません。オブジェクト指向分析を何回か繰り返す事が大事です。
また、作業の順序は必ずしも同じ順序でする必要はありません。同じプロジェクトは存在せず、教科書通りに物事が進む事もあり得ません。臨機応変に対処する姿勢が大切なのです。
この一連の記事では、オブジェクト指向方法論OMTに限定し、時代に合わせてUMLを使用する方向で、オブジェクト指向法分析を解説しました。しかしながら、オブジェクト指向分析は他の方法論にもあります。
さらに実務では、現場の状況やプロジェクトの性質をよく考慮し、複数の方法論を組み合わし、最適なオブジェク指向分析を実施します。開発方法論は大事ですが、あくまでも方法論は思考ツールなのです。
実践的オブジェクト指向分析入門が少しでも参考になれば幸いです。終わり。