データベースをつつく5-関係モデル以外のモデルについての補足説明
先ずはネットワークモデルについて囀るピヨ。ネットワークモデルはレコードとポインタで構成されるモデルピヨ。例えば、社員レコードの所属部署データは、部署レコードへのポインタ・・・という風に実現されているピヨ。C言語ぽい構造ピヨね。このモデルは、その特徴から察しが付くと思うけど、現実をモデル化しにくいという弱点があるピヨ。もちろん馴れた人ならばかなり高度な事を出来るだろうけど、モデルは対象となる現実を表すものだから、ちょっとモデルとしては問題あるピヨ。あと、レコードとポインタで実現されているって事は、必要とされているデータが2倍になるという事ピヨ。おまけにSQLのような言語を策定する際に、レコードとポインタを操作する構文が必要になるから問い合わせ言語も作り難いよね。これが廃れた原因だとボクは思うピヨ。
次は階層構造を囀るピヨ。階層構造は一言で言うとツリー構造のモデルピヨ。これはB-Treeなどのアルゴリズムがある事を考えればわかるように、プログラマの思考とマッチしていて結構有効だったんだ。それで結構流行ったらしい。だけど、 現実をツリー構造に無理やり押し込めるから、モデルとしては不十分だったんだ。それらなら、直接プログラミングした方が早いしね。モデルにする意味が無いピヨォ。残念だね。
あと、バイナリ関係モデルなどのマイナーなモデルが数多く発明されたんだけど、はっきりいって普及しなかったピヨ。その中で生き残った発明がオブジェクト指向データベースなんだけど、オブジェクト指向データベースはかなり巨大なトピックなのでこっちでは詳しく説明しないピヨォ。
これらのモデルの歴史を調べて思ったんだけど、昨今搭載可能なメモリ容量がかなり増えているから、メモリ内データベース管理ソフトを考えた場合階層型モデルも結構ありかもしれない♪見方を変えれば、XMLデータベースもDOMとして扱う際にツリー状態だからね♪あと、ネットワークモデルについてもセマンティックWebとか、ニューロンコンピューターとかに適しているモデルと思うピヨ。こんな風に、情報処理技術では滅びた技術が華麗なる復活を遂げる事があるから注意が必要ピヨ♪温故知新ピョッ♪