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ネットワークをつつく4-OSI基本参照モデル1。データの送信方法の基礎。

ドリィちゃん、前回OSIは7階層に分かれているって聞いたけども、それでどうやってデータを送っているの?
ドリィちゃん「貴方はクラスライブラリに例えていたけど、それじゃあイメージが湧かないわ。そうねぇ・・・竹筒に手紙を入れて配送するのを思い浮かべると良いわ。」
???竹筒????
ドリィちゃん「手紙をアプリケーション層の人が包装して竹筒へ入れて、各層の担当者は竹筒へ自分の仕事範囲の書類を包装して入れるのよ。そして最終的な層である物理層が絶対開かない封を手紙側にするわけよ。」
あれ?竹筒だと取り出せないんじゃ・・・
ドリィちゃん「そうよ。受け取った側も階層化されているから、今度は物理層の人が、封をした方の反対側から取り出すのよ。」
えっと、という事は・・・あっそうか!!!手紙側をあけられないし、竹筒だから一つずつしか取り出せないピヨ。おまけに、逆順だから物理層の書類は物理層の人が見るんだね♪
ドリィちゃん「そうよ。つまり、各階層は自分仕事だけ専念しているだけなの。後は自分より上の層かしたの層へ竹筒を渡すだけよ。各担当者は中身なんてどうでもいいのよ。どう?効率的でしょ。」
なるピヨ・・・あれ?でもどうでも良いって事はお役所仕事にならないのかな?それに、爆弾とか仕込まれていたらどうするの?あと、女の子が竹筒の中に居たらどうするの?
ドリィちゃん「女の子って・・・それはさて置き、貴方は時たま鋭い事言うわね。確かに自分と関係の無い層のデータを覗いたり、改竄したり、ウイルスと入れ替えたりするクラッカーも居るわね・・・」
ふーん。やっぱり悪い事する人は居るんだね。何だか性善説で成り立っているような、平和的な通信方法だね。今の時代にそんなんじゃ無防備すぎない?
ドリィちゃん「まぁね。だからセキュリティ技術も日夜研究されているけど、根本が性善説では確かに防ぎきれないわね・・・たまにいい事言うわね。」
初めてドリィちゃんに褒めらたピヨ♪
ドリィちゃん「調子に乗ったら駄目よ。貴方は直ぐに調子に乗って失敗するんだからぁ・・・」
ところで、可愛い女の子が送られて来ることはないの?わくわく♪サンタさんにお願いしよう♪
ドリィちゃん「いってるそばから・・・このばかぁ!」
ピェー。怖いから続きはまた今度にするピヨ。じゃあねー。


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テーマ : 情報処理技術
ジャンル : コンピュータ

ネットワークをつつく3-OSI基本参照モデル。何事も基準は要ります。

さて、今回はプロトコルを教えてくれるんだよね?ドリィちゃん?
ドリィちゃん「鳥にはまだ早いぃぃ!」
えぇぇ~ちょッw前回教えてくれるっていったよね?
ドリィちゃん「じゃあ、ネットワークのプロトコルってどんなものが考えられるゥ?」
えっと・・・端末Aで打った文字が端末Bで表示されるとか・・・
ドリィちゃん「で?具体的に実装できるぅ?」
ドリィちゃん意地悪・・・
ドリィちゃん「普通そうなるでしょ。ネットワークのプロトコルって一言で言っても具体性に乏しいから基準となるものが必要となるわけよ。」
ピムピム
ドリィちゃん「そこで、
ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)って所と
ITU-T(International Telecommunication Union -Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合電気通信標準化部門)って所が、
OSI(Open Systems Interconnection:開放型システム間相互接続)という一つの基準を作ったのよ。あー舌噛みそう。」

ISOがOSI作ったの?変な駄洒落wwww
ドリィちゃん「案外否定できないわね。無理やりOSIにしたかったのかも・・・それはさて置き、OSIはインターネットのプロトコルを7つの階層に分けて定義しているわよ。それじゃあ、列挙するわ。」


【OSIのプロトコル階層】
  • 第1層:物理層・・・回線などの物理媒体の取り決め。
  • 第2層:データリンク層・・・物理層が提供するビット列を透過的で信頼性の高いものにする。
  • 第3層:ネットワーク層・・・上位層のためにネットワーク間のコネクションの管理、データ転送時の経路選択や中継などを行う。
  • 第4層:トランスポート層・・・下位層の通信網の差異をなくし、透過的な通信を保障する。誤り検出と回復、コネクションの効率化、などもこの層で行う。
  • 第5層:セッション層・・・アプリケ-ションプロセス間の通信を行うために、通信の制御を行う層。具体的には、コネクションの確立・開放、優先データ転送、データの同期などを行う。
  • 第6層:プレゼンテーション層・・・アプリケーション層が扱い情報の形式を取り扱う層。コード変換、暗号化、圧縮などを行う。
  • 第7層:アプリケーション層・・・ファイル転送、メールなどのアプリケーションの機能を提供する層


うわぁ多いピヨ。何でこんなに階層化するの?
ドリィちゃん「それはね。階層ごとに機能を分けておくと、階層ごとに違うベンダの製品やプロトコルが使えるし、自分の階層だけに専念することにより開発効率が上がるからよ。でも、7つは多すぎるわね。」
それは凄いピヨね。まるでクラスライブラリみたいピヨ。
ドリィちゃん「そう、それと同じ発想よ。それはさておき、各層の詳しい説明はまた後でするわ。私も色々忙しいのよ。」
えぇ~

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ネットワークをつつく2-通信プロトコル。約束は守ろう。

前回はピヨちゃったけど、今回はしっかりと通信プロトコルをつついてくピヨ♪ボクが調べたところ、通信プロトコルとはシステム間の通信を円滑に行うために定めたルールピヨッ♪このプロトコルという言葉は、もともと外交上の用語で、国家間の交流を円滑に行う為に定めた約束事という意味なんだ♪インターネットは国際的規模だからプロトコルという言葉がピッタリピヨ♪
ドリィちゃん「で?通信プロトコルの具体的な内容はどうなのぉ?」
ピっ!それはピョピョピョピョ
ドリィちゃん「・・・要するに分らないのでしょ。仕方が無い、私が説明するわ。」


【通信プロトコルの内容】
  • 交信開始の手続き・・・交信する際の信号送出とそれに対する応答、要求コマンドの手順、通信開始が出来るかどうかの状態確認方法などの通信開始に関する規定。
  • 各種メッセージの内容やフォーマット・・・何を交信するのかやどのようにそれを要求するのかなどの内容やフォーマットの規定。
  • 交信の確認方法・・・交信メッセージが無事届いているかを確認する方法の規定。
  • 伝送エラーの検出とチェック方法・・・伝送エラーが発生した場合の検出方法と、エラーの自動訂正方法などの規定。
  • 再送要求と再送方法・・・メッセージの送受信に失敗した場合にやるべき事を定めた規定。
  • 交信終了の手続き・・・通信を終了するためのメッセージの形式や終了手順に関する規定。


ドリィちゃん「通信プロトコルはこれらの内容を含まないとならないわ。ポイントは、常に通信はエラーを想定しなくてはならないって事と細かな手順と形式を厳密に定めないとならない事ね。」
うーん、凄く細かいピヨッ!ところで、具体的な通信プロトコルはどんなの?
ドリィちゃん「それについては長くなるから次回ね。」
えぇー!

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ネットワークをつつく1-国際標準規格。相談しよう♪そうしよう♪

前回ネットワークとは、0と1でどうやって物理的に離れた情報機器がやり取りをするのかを追求した技術って聞いたけども、それって誰がどうやって決めているのかな?
ドリィちゃん「昔はベンダごとに決めていたわ。」
それって、違うベンダの製品とは通信できないって事?
ドリィちゃん「そういう事。でも、それじゃあ困るから、次々と国際標準規格を決めていったのよ。」
なるピヨ♪ところで、国際標準規格は具体的にどれをどういう風に決めているの?
ドリィちゃん「そうねぇ・・・情報端末と回線上を流れるバイナリの形式が主なものね。」
えっ!端末まで決まっているの!
ドリィちゃん「ええそうよ。そうしないと、情報機器を同じベンダで揃えないといけなくなるからね。」
へぇーそうなんだぁ~。ピヨピヨピヨピヨピヨ。
ドリィちゃん「・・・聞いてないわね。鳥には難しすぎたようね。一度に言ってもパニックになるから、通信プロトコルからはじめようか。」
うん♪うん♪
ドリィちゃん「こらぁ!聞きなさい!」
ごめん。ごめん。えっと、通信プロトコルの話しピヨね?
ドリィちゃん「そう。でも長くなるから次回へ回すわ。」
えぇー残念ピヨ♪という事で、次回は通信プロトコルをつつくピヨ♪
ドリィちゃん「・・・話しが前に進まないぃ・・・」

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ネットワークをつつく0-ネットワークって何?食べられるの?

このシリーズでは、ネットワーク技術全般に関する知識をつついていくピヨ♪
全ての知識は基礎が大事だから、一番最初にネットワークの定義をつついていくピヨ♪ピヨ♪
そもそも、ネットワークって何なんだろう?それ美味しいの?
ドリィちゃん「何言っているの?まったくぅもうぅ。ネットワークは食べられないわ。」
えぇーつまんないー
ドリィちゃん「・・・鳥でも分かるように噛み砕いて言えば、情報端末同士で0と1からなるデジタルデータを送受信するのがネットワークよ。」
うーん。いまいちわかんない。
ドリィちゃん「そうね・・・じゃあ、メールを思い浮かべて。遠く離れた恋人同士が、愛の言葉を送りあうのがネットワークの使用例よ。」
もしかして、伝書鳩のようなもの?
ドリィちゃん「そうきたか・・・ちょっと違うけど、それを情報機器で行うと思えばいいかなぁ・・・」
それは凄い!だけど、それって難しい事じゃない?0と1でどうやってするの?鳩の方がいいピヨッ。鳩とならお話しも出来るし。
ドリィちゃん「普通の人間は鳥語わからないわよ!それはさておき、確かに0と1で通信するのは難しいわよ。だから、ネットワーク技術が出来たのよ。」
なるピヨ。 0と1でどうやって物理的に離れた情報機器がやり取りをするのかを追求した技術なんだね。
ドリィちゃん「そういうこと。」
漠然とだけど分かったピヨ♪何事も初めはこんなもんだと思うから今回はこれでおしまいにするピヨ♪
ドリィちゃん「本当にこれでいいのかなぁ・・・」

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プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
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【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

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