私は小さいころアレルギー体質で、生モノが食べれなかったので、この年まで回転寿司屋に行った事がありませんでした。しかし、もう体質と口が変わったのでトライする事になりました。
妹の強いプッシュで(笑)
妹「お兄ちゃん。回転寿司行こうよ♪最近生もの食べれるようになったからね♪」
私「でも、無難に王将とかにしたいな・・・」
父「王将は定食もあるしな。」
妹「そんなこと言ってたら駄目!人生何でも挑戦だよ♪」
私「最近生もの食べれるみたいだし、挑戦してみようかな?」
妹「そうだよお兄ちゃん。お兄ちゃんは新しい勉強どんどんするやん。それと同じだよ。」
私「そうかもしれない」
父「俺は何でもいいぞ。」
妹「じゃあ寿司屋に決定ね❤私がサポートしてあげるから安心して♪奢ってもいいわよ♪」
寿司が余程食べたかったのか、やけにテンションが高い妹を先頭に回転寿司屋に行きました。
※名前が書いてあるのは名札。
私「おや?デザートも結構あるな。」
カウンター側に座る妹
妹「そうよ、私が高校生の頃友達と一緒によく食べたわ。あっ!お兄ちゃん、トロが流れた!ぼやぼやしていたら回転寿司屋では駄目よ。」
カウンターから遠い位置の私「・・・いや僕の位置からは取れないよ。」
妹「玉子きたよ。」
妹「いくら来たよ。」
妹「あぶり焼きカツオ来たよ。」
名札を全て読み上げる妹。鍋奉行の父も圧倒されていていました。
私「僕は今まで好き食べた事がないからよくわからないよ。」
妹「ならば、最初は玉子から攻めるといいわ。それが鉄則よ。はい、お兄ちゃん玉子よ。」
私「有難う。」
黙々と食べる父。
妹「私はマグロっと・・・お兄ちゃんもマグロ食べておきなさい。」
私「うん。」
妹「あっちょっとお父さん。予約皿は食べちゃだめよ。」
父「でも前を流れて来たぞ。」
妹「予約した人のものは本人以外とっちゃだめなの!」
父「そうか・・・」
暫くこれが続いた後・・・
妹「もぅ、欲しいネタが来ないわ・・・」
父「ここにある画面で何かするんじゃないか?」
父が席にあった画面を指さしました。妹は早速触るのかと思いきや、何故かじっと画面を見つめていました。
私「これ、タッチパネルじゃないかな?」
機械音痴な妹「えっ?タッチパネルって何?」
私(画面を触りながら)「画面を直接触ればいいんだよ。」
妹「へぇー。私が前来た時はこんなのなかったような気がする。じゃあ、トロはっと・・・あれ?どこを触ればいいの?」
私「じゃあ僕がやろうか。」
妹「じゃあね・・・茶碗蒸しと、ショートケーキと、トロと、たらと・・・」
父「じゃあ、俺はネギトロを・・・」
妹の前にあるタッチパネルに腕を伸ばして大量の注文(主に妹)を何とか押した後、くつろいでいると周囲の席に面白い客が居るのに気付きました。
男A(自慢げに)「俺、いつもは女と来るんだ」
男B「そうか・・・」
妹「ねぇ今の聞いた?自分の彼女を1皿100円の回転寿司に連れて来るなんて!信じられない!」
私「こらっ聞こえるって。」
父「確かに甲斐性ないな。そんな奴に娘はやれんな。」
妹「大丈夫よ。私はお座敷とかじゃないと行かないわ!そんなケチな男とは付き合わないわ!」
父「それでいい。女を食わす甲斐性がない奴とは付き合うなよ。」
妹「うん♪」
私「ちょっ二人とも聞こえるって!真後ろの席なんだから聞こえるって!」
他にも家族で来たらしきお客も面白い会話をしていました。
母親「ちょっと、あんた!何してんの!」
息子「えっ何?」
母親「あんたってば、何時もはっきりしなんだから!だから何をしても駄目なのよ!」
私(何の事か分からないが回転寿司でそこまで言う事ないのにな・・・)
そうやっている間に漸く注文の品がやって来ました。
端末「もうすぐ予約の品が前を通ります。」
父「おっ!何かの知らせが来たぞ!」
妹「っすごーい♪ねぇ、お兄ちゃん今の聞いた?聞いた?ハイテクよ、ハイテク!」
私「う、うん。」(普通だと思うけどな・・・)
こんな具合で賑やかに食べていると、小食なわが家族にとっては多い20皿目を超えていました。
妹「いち、にー、さん、し・・・24皿よ。見て♪見て♪24皿も食べているよ♪」
私(さっき細かい奴は嫌いって言ってなかったけ・・・)
父「おっ結構食ったな。そろそろか・・・」
妹「私、今日はおなかの調子が悪いのよね。調子が良かったら今日の二倍くらい食べると思うんだけどな・・・」
父「・・・・・・」
私「くいすぎだろ・・・」
その後、当たり前かのように父がお会計を済ましていました。
あれ???妹よ。奢るっていっていたんじゃないのか?
あっでも甲斐性のない私が言うセリフではないか・・・
それはさておき、家族で回転寿司に行くのはいいよね♪楽しかったです。
もっと稼いで両親に何かいいものを奢りたいです。
早く親孝行出来るようになりたいな。
テーマ : 裏事情
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