初心者のためのC#プログラミング本格入門2 - 効果が高い学習をするための準備
どんな学問の学習でもそうなのですが、準備をすると学習効率が高まります。C#プログラミングに於いても学習する前にするとよい準備があります。
最初にするべき事はC#の開発環境のインストールです。開発環境(C#プログラミングをする為に必要なソフトウェア)は色々ありますが、初心者の方はひとまずVisual C# Expressをインストールするとよいでしょう。インストール方法についてはVisual C# Expressのインストーラーが優秀な上に、マイクロソフト社の説明が親切なのでインストールの手順は省略します。インストールするバージョンは最新のものをお勧めします。この便利なソフトウェアを配布しているのはマイクロソフト社です。場所は検索サイトでキーワード「Visual C# Express」を指定して検索すると分かります。
次に行うとよい準備は、MSDNライブラリをネットから探して、お気に入り(ブックマークとも呼ばれている)に登録する事です。探す方法は簡単です。検索サイトでキーワード「MSDNライブラリ」を指定して検索を実行するだけです。検索をすると初めの方に表示されますので、そのページをお気に入りへ追加/ブックマークしましょう。この作業は英語の学習をする時に辞書を用意するのと同じです。C#プログラミングでも辞書が必要ですので、MSDNライブラリが直ぐに見られるように準備をしておきましょう。
最低限の準備はこれで終わりです。ある程度プログラミングを経験している人は、言語仕様書と専門書を用意するとよいでしょう。言語仕様書は読み難いと思いますが、細部を知るには言語仕様書を読むしかありません。専門書については好み次第ですが、マイクロソフト公式解説書をお勧めします。
マイクロソフト公式解説書の厚さに圧倒されるかもしれませんが、それだけに重要な事が沢山書いてあります。また正確さも折り紙つきなので、マイクロソフト公式解説書は必須と考えてもよいでしょう。マイクロソフト公式解説書以外はオライリー社の専門書がお勧めです。オライリー社の専門書も非常に頼りになります。堅い文体のものが多いのですが文体は直ぐになれます。見た目が簡単そうな専門書よりも、硬派な専門書を読む方が近道だと私は考えております。
ただし、専門書にも人の嗜好がありますので、万人に適用できるルールはありません。本屋で現物を確かめる事をお勧めします。ネット上の評判が良い書籍でも貴方の好みに合わないかもしれませんし、ネット上の評判が悪い書籍でも貴方の好みに合うかもしれません。本当に必要な専門書は貴方だけが知っています。