fc2ブログ

中の人の徒然草418

気が付けばもう秋。鈴虫の歌声を堪能しているインドリです。
最近のニュースは政治一色ですが、何も改善しないのでうんざりします。
何時までバグがあるシステムを無理やり稼働し続けるのでしょうか?
無理やり稼働しても期待する効果は得られず、エラーが増えるだけです。
秒進日歩の世界で生きている私にとっては、あそこまで改善されないシステムは珍しいです。
感覚的には江戸時代かな?いや、もしかしたら安土桃山時代ぐらいかもしれません。
エラーしか生みださない事が分かっている政治はさておき、虐め問題はどうなったのでしょうか?
報道にはブームがあって、一時騒いで終わるんですよね・・・
あの問題は日本のセキュリティ不足を表している重大な問題です。
「いじめ」というレッテルを張れば、どんな犯罪でもまかり通る国だというのですから、深刻な問題です。
そんなセキュリティゼロの国ですから、竹島も尖閣諸島も解決できる筈がありません。
全ての問題の根源は、問題に対処する能力があるか否かと言えると思います。
全てにおいてやる気も能力もなければ、時間と共に問題が増えるのは至極当然です。
日本の問題を抽象化して考えると、権限と責任、そしてノルマと報酬の4つの要素が欠けている事が原因だと思います。
我々日本人はお人よしだから、監視しなくても責任を持って仕事をしてくれると信じています。
でも実際は、自分の責任を認める人はいないし、ノルマ無くして報酬が与えられる状態だから、適切な仕事をしないのです。
それが如実に表れているのが政治家です。
報酬がほぼ一律で、ノルマも責任もないから、権限をただ振るうだけ。
国民が期待して待っていても、そういうシステムで動いているのですから、成果を望むだけ無駄です。
虐め問題にしても同様です。隠蔽しても罪にならないのですから、隠蔽する輩が必ず現れます。
我々日本人は性善説で物事を考えていますが、これからは性悪説で考えないと駄目です。
セキュリティの世界は性悪説が前提ですから、今の状態も当たり前と言えば当たり前です。
情けない話ですが、主権者である我々国民が権限を与え、権限を持つものが責務を果たすのを信じて待つのでは駄目です。
隠蔽する、権限を乱用する、働かない、責任を持たない、嘘をつく、売国する・・・これらの事を前提として、国家システムを設計しなおす必要があると思います。
なにはともあれ、何事も盲信せず、自分の頭で考える事が肝要ですね。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

初心者のためのC#プログラミング本格入門95 - やりたい事を分けて考えよう

 この記事は、初心者のためのC#プログラミング本格入門94の続きです。前回は、インタフェースの実装法と、テストファーストでありがちな間違いについて解説しました。今回は、ありがちな間違いから見えてくる、プログラミングの原則について解説します。
 前回のテスト、および実装がどの様に間違っているのかを検証しましょう。間違っている事は次のテストプログラムを試せば分かります。

//今回の記事と関係が無いプログラムは省略しています
class SimpleListTest : Test
{
    public override void ExecuteAllTest()
    {
        this.OneElementAdd();
        this.CurrentTest();
        this.AddElement();
    }
    
    public void CurrentTest()
    {
        base.Execute();
        this.target = new SimpleList();
        int value = 10;
        this.target.Add( value );
        int value1 = 20;
        this.target.Add( value1 );
        if ( this.target.Current != value )
        {
            string message = "予期せぬ値が返されました。" +
                "予想値:" + value + 
                " 返された値" + this.target.Current;
            base.Error( message );
        }
    }

    public void AddElementCheck()
    {
        base.Execute();
        this.target = new SimpleList();
        this.target.Reset();
        int value = 10;
        this.target.Add( value );
        if ( this.target[ 0 ] != value )
        {
            string message = "予期せぬ値が返されました。" +
                "予想値:" + value + 
                " 返された値" + this.target[ 0 ];
            base.Error( message );
        }
    }
}

読みこむデータの位置をResetメソッドで変えたり、追加した後で現在位置にあるデータを取り出したりすると、相互の処理が結びついて予期せぬ結果をもたらしています。これが間違いである事は明白です。データを追加しただけで、読みとるデータが変わったり、読みとるデータを変えただけで正常に追加できなくなったりすると、オブジェクトの利用者を混乱させます。
 こういった間違いを避けるために、分けて考える姿勢を持ちましょう。実装を意識してテストを作っても間違いを発見できません。また、違う処理を意識して作ると、違う処理の影響が混ざったプログラムが出来上がります。他の物事を考えず、一つの事に集中する姿勢を身につけましょう。

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

実践的オブジェクト指向設計入門21

 この記事は、実践的オブジェクト指向設計入門20の続きです。前回は、状態機械エンジンについて解説しました。今回は、最後の制御の実装である、並列タスクによる制御について解説します。
 オブジェクト指向方法論OMTが書かれた時代には、並列タスクはあまり一般的ではありませんでした。それ故、オブジェクトをタスクと見做し、それを並列に扱う事しか書かれていません。しかしながら、今現在は並列タスク制御が一般的ですので少し書き足します。
 オブジェクトは一つのタスクと看做せます。また、一つの処理を複数のタスクに分けることも簡単です。問題となるのは実装ではなく、どの様に事象を表現して設計するかです。搭載されるCPUのコア数は年々に増加していますが、それでも無限でありません。有限のリソースを、どの様に使用するのかを考えるのが設計です。
 具体的には、時間と処理プロセスの関係について分析します。直列的な処理でよい時代は、あまり時間に注意を払いませんでした。しかしながら、並列処理では、タスクが資源を占有している処理区間が非常に重要です。従って、時間に注目せねばならならないのです。
 並列処理システムの設計は一大トピックですので、全然書き足りませんが、ひとまず時間と処理の関係について分析する所が要点です。他の事柄については、並列処理全般を学ぶしかありません。実際に並列処理システムを設計すると自ずと分かります。続く...

テーマ : ソフトウェア開発
ジャンル : コンピュータ

VBオブジェクト指向プログラミング講座 第5回 インスタンスを見る

 この記事は、「第4回 クリックして分かるオブジェクトのありがたさ」の続きです。前回は、オブジェクトの利点について解説しました。今回は、インスタンスについて解説します。
 オブジェクト指向プログラミングをするには、インスタンスの概念を学ぶ必要があります。サンプルを動かして、インスタンスを体感しましょう。

Imports System
Imports System.Windows
Imports System.Windows.Controls

Public Class HelloWindow
    Inherits Window

    'インスタンスを識別するために定義
    Private Shared ID As Integer
    Private message As String = "Hello World"

    Public Sub New()

        'HelloWindow
        Me.Title = Me.message & HelloWindow.ID.ToString()
        Me.Height = 300
        Me.Width = 300
        Me.WindowStartupLocation = WindowStartupLocation.CenterScreen

        'IDを更新
        HelloWindow.ID += 1

        'ボタン
        Dim btn As New Button()
        btn.Content = Me.message
        Me.Content = btn
        AddHandler btn.Click, Sub() Call New HelloWindow().Show()

    End Sub

End Class

このサンプルプログラムを実行してみると、インスタンスがなんとなく見えてきます。インスタンスが変数の値の様に見えてきた人は正解です。インスタンスは大体そんなものです。
 HelloWindowの各インスタンスは、各々が違うプロパティの値を持っています。Integer型の変数で例えると、1,2,3,4...はそれぞれ別のインスタンスです。厳密に言えば、Integer型の様な基本型はそれと違うのですが、イメージ的には同じです。もっと見える形のサンプルを提示します。

Imports System
Imports System.Windows
Imports System.Windows.Controls

Public Class HelloWindow
    Inherits Window

    'インスタンスを識別するために定義
    Private Shared ID As Integer
    Private random As Random = New Random(ID)
    Private message As String = "Hello World"

    Public Sub New()

        'HelloWindow
        Me.Title = Me.message & HelloWindow.ID.ToString()
        Me.Height = random.Next(100, 1000)
        Me.Width = random.Next(100, 1000)

        'IDを更新
        HelloWindow.ID += 1

        'ボタン
        Dim btn As New Button()
        btn.Content = Me.message
        Me.Content = btn
        AddHandler btn.Click, Sub() Call New HelloWindow().Show()

    End Sub

End Class

このサンプルを実行して触ると、インスタンスを視覚で理解できます。
 インスタンスは地味で、説明の必要すらないと思う人がいるかもしれません。しかし、この様な単純な概念をおろそかにしては、オブジェクト指向プログラミングを真に理解できません。実際に手を動かし、目で見て、始めて理解したと言えます。続く...

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

VBオブジェクト指向プログラミング講座 第4回 クリックして分かるオブジェクトのありがたさ

 この記事は、「第3回 クラスで情報を隠蔽する」の続きです。前回は、クラスを使う理由のうちの一つ、情報隠蔽について解説しました。今回は今後のために、改めてオブジェクト指向プログラミングの利点を解説します。
 VBプログラムの名物はメッセージボックスです。WPFでメッセージボックスを出してみましょう。

Imports System
Imports System.Windows
Imports System.Windows.Controls

Public Class HelloWindow
    Inherits Window

    Public Sub New()

        'HelloWindow
        Me.Title = "Hello World"
        Me.Height = 300
        Me.Width = 300
        Me.WindowStartupLocation = WindowStartupLocation.CenterScreen

        'ボタン
        Dim btn As Button = New Button()
        btn.Content = Me.Title  'ここに注目!
        Me.Content = btn 'ここに注目!
        AddHandler btn.Click, Sub() MessageBox.Show(Me.Title)
    End Sub

End Class

このプログラムは、「Hello World」と書かれたメッセージボックスを表示するボタンを、用意して配置しています。Contentプロパティの部分に注目して下さい。一行で凄い事をしています。その凄さは、プログラムを付け加えていけば明確になります。
 任意の文字列をメッセージボックスで表示するように変更します。

Imports System
Imports System.Windows
Imports System.Windows.Controls

Public Class HelloWindow
    Inherits Window

    Public Sub New()

        'HelloWindow
        Me.Title = "Hello World"
        Me.Height = 300
        Me.Width = 300
        Me.WindowStartupLocation = WindowStartupLocation.CenterScreen

        'テキストボックス
        Dim box As New TextBox()
        box.Width = 200

        'ボタン
        Dim btn As New Button()
        btn.Content = box
        Me.Content = btn
        AddHandler btn.Click, Sub() MessageBox.Show(box.Text)
    End Sub

End Class

このサンプルを見れば、Contentプロパティは非常に柔軟である事が分かります。まるで魔法です。これを可能とするのが、オブジェクト指向プログラミングです。
 Contentプロパティの凄さをじっくり考えてみましょう。オブジェクト指向プログラミングを使わない場合、ウインドウやボタンの上に何かを置こうとすれば、非常に複雑な事を考えねばなりませんでした。C言語でWin32プログラミングを行えば、ウインドウ1つ出すだけでも200行ぐらい必要となります。この原因は、OSのウインドウシステムに依存しているからです。つまり、細かい情報と深く結び付いているのです。
 一方、オブジェクト指向プログラミングで出来ているWPFプログラミングモデルでは、コンテンツというオブジェクトを設定するという、抽象的な捉え方でプログラミング出来ます。その効果は絶大です。
 今回は、クラスからオブジェクトへと、少し高度な概念を解説しました。プログラミングでよくある間違いは、コードや文法だけで考える事です。コードはあくまでも概念を表すものです。コードが概念なのではありません。VBそのものを覚えるのではなく、VBを使ったオブジェクト指向プログラミングの概念を覚えて下さい。この差がプログラマーの実力差を生みだします。十分に注意して下さい。

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

初心者のためのC#プログラミング本格入門94 - 現在位置の概念をマスターしよう

 この記事は、初心者のためのC#プログラミング本格入門93の続きです。前回は、IEnumeratorインタフェースについて解説しました。今回は、インタフェースの実装法を解説します。
 インタフェースを実装するために数個の、メソッドとプロパティを定義しなくてはならなくなりました。でも心配はいりません。配列における位置の概念が分かればサクサク実装できます。では、早速、Currentプロパティを実装します。
 Currentプロパティは、現在位置の要素を返します。現在の位置?それについては、実装してみると実感できます。

class SimpleListTest : Test
{
    private SimpleList target;
    public override void ExecuteAllTest()
    {
        this.OneElementAdd();
        this.CurrentTest();
    }
    
    public void CurrentTest()
    {
        //現在の位置は追加直後の数
        base.Execute();
        this.target = new SimpleList();
        int value = 10;
        this.target.Add( value );
        if ( this.target.Current != value )
        {
            string message = "最後に追加した数値を返して下さい。";
            base.Error( message );
        }
    }
}

class SimpleList : 
    System.Collections.Generic.IEnumerable<int>,
    System.Collections.Generic.IEnumerator<int>
{
    public int Current
    {
        get { return this.data[ this.insertIndex ]; }
    }
}

現時点の実装では、要素の追加直後の現在位置は最終要素の位置です。プログラムそのものは簡単ですが、結論を言うと間違っています。何が間違っているのかは後で明らかになります。
 同じ発想で、2つのメソッドを実装してみましょう。

class SimpleList : 
    System.Collections.Generic.IEnumerable<int>,
    System.Collections.Generic.IEnumerator<int>
{
    public bool MoveNext()
    {
        ++this.insertIndex;
        return this.data.Length > this.insertIndex;
    }

    public void Reset()
    {
        this.insertIndex = 0;
    }
}

プログラムは大変簡単で、何も問題が無いように見えます。しかし、これも間違っています。何故ならば、挿入位置と現在の位置を混同しているからです。
 テストファーストをしていても、人間の認識が間違っていれば効果がありません。これは、テストファーストでよくあるミスです。長くなるので今回は終わりです。次回、間違いを検証します。お楽しみに。

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
一、言いがかかり等の行為を禁止します。
一、その他常識的に考えて迷惑なコメントはしないで下さい。


以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



利用上の注意
ここに紹介してある文章およびプログラムコードは正確であるように心がけておりますが、内容を保証するものではありません。当サイトの内容によって生じた損害については、一切の責任を負いませんので御了承ください。


執筆したCodeZineの記事


【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

  1. VB.NETで仮想CPUを作ろう
  2. レジスタの実装
  3. 仮想CPUのGUI化
  4. テストドライバの改良
  5. CPUの基礎動作の実装
  6. MOV命令の実装
  7. ADD命令実装
  8. SUB命令実装
  9. INC命令&DEC命令の実装と命令長
  10. MLU命令の実装とModR/Mについて
  11. DIV命令の実装とイベント設計について
  12. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう!
  13. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(前半)
  14. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(後半)


【仮想ネットワーク実装でTCP/IPを学ぼう】
  1. TCP/IPの基礎と勘所
  2. ネットワークアクセス層の勘所
  3. インターネット層の勘所
  4. トランスポート層の勘所
  5. アプリケーション層の勘所
  6. セキュリティの基礎と仮想ネットワークの仕様
  7. GDI+と独自プロトコルの定義



【並列化】
インテル Parallel Studioを使って並列化プログラミングを試してみた
並列プログラミングの効率的なデバッグを実現する「Parallel Inspector」


【TBBシリーズ】
  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
  2. インテルTBBから学ぶループの並列化
  3. スレッドセーフとインテルTBBのコンテナ
  4. インテルTBBのスレッドクラス


【OpenMPシリーズ】
  1. OpenMPの基礎構文
  2. OpenMPの実行時ライブラリと並列ループ
  3. OpenMPのメモリモデルとfork- joinモデル

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Ada (9)
COBOL (5)
C (9)
C++ (11)
C# (370)
D (25)
Java (8)
Perl (1)
Ruby (14)
PHP (2)
Boo (2)
Cobra (2)
LISP (6)
F# (33)
HTML (0)
XHTML (0)
CSS (0)
XML (0)
XSLT (0)
Scala (4)
WPF (0)
WF (2)
WCF (0)
LINQ (4)
MONO (5)
Linux (0)
MySQL (0)
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
FC2カウンター