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中の人の徒然草467 生きているだけで幸せ

 う~、嫌な事を思い出してしまった。今でも思い出すと、恐怖と悲しみがよみがえるし、たまに悪夢でうなさなされるぐらいだから、本当は思い出したくなかったのですが、今もなお犠牲者が出ていると聞いたものだから、被害者を増やしたくないという思いで、ブラック企業について書きました。
 過去の事を思い出して思う事は、やはり生きているだけで幸せだという事です。ブラック企業から逃れてからも、自殺衝動に駆られたりしましたが、情報技術を駆使して何とか克服しました。今でも油断すると突発的に、自殺衝動が出たりうつ症状みたいなものが出たりしますが、技術力で何とかなっています。みたいなものと書いてある理由は、当時病院代がなくて行っていないからです。家族に心配かけるのもいやですし、情報技術で何とかなったのでそれで良しとしました。今自殺したら、生き延びた意味がなくなっていしまいます。自然死するまで人生を満喫します。
 それにしても思うのが、よく無神経に「若者が悪い」と発言できるなという事です。ああいった人は、ブラック企業の本当の恐怖を知らないから言えるのでしょう。若者というレッテルを張っただけで、人権無視してもよいという発想ができるとは、驚くしかありません。日本人は優しくて親切だといわれていますが、本当にそうなのかな?人権と他人の命を軽視しているように見えます。
 それはさておき、今日もまた橋下市長が無意味にバッシングされていることに吃驚しました。応援している人が落選したら、応援した人も辞めないといけないルールでもあるのでしょうか?政治家が応援演説して、応援してもらった政治家が落選したこと何度もありますが、全員辞めているのかな?あのヒステリーな報道ではよくわかりません。
 私みたいな一般読者は、「辞めるべきだ」と結論を押し付けられると余計に応援したくなります。私たち読者が望んでいるのは、「押し付けられた結論」ではなく「考える材料」です。事実だけを正確に書いてくれたら、もしかしたら辞めるべきだと考えるかもしれませんが、ああいう風にヒステリーバッシングされると、余計に応援したくなります。
 ヒステリーすぎてよくわからないのですが、何が起こっているのでしょうか?仕事が忙しいから、一々調べたくなりし・・・何はともあれ、最近のマスメディアは、結論を押し付けすぎです。子供じゃないんだから、結論は自分で出します。思想良心の自由は憲法で保障されています。余計な事はしないで、情報だけを漏れなく書いてほしいです。いつから、マスメディアの質が下がったんだろう。実に嘆かわしいです。
 情報(事実)を、多方向に、もれなく、正確に、日本語で書いてくれるだけでいいのですが、余計なサービスをしたくなるものかもしれませんね。記者の善意でしていることかもしれないけど、今のマスメディアは信頼できません。いつの時代からそうなったのか知りませんが、普通に戻ってほしいです。
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テーマ : 日記
ジャンル : 日記

ネタつつき183 - 人権と命は何よりも大切

 日本は意外と、人権と命の大切さを知らない人が多いと感じます。何故ならば、ブラック企業に「若者が悪い」と扇動されたぐらいで、直ぐにそれを信じ込む人が多いからです。本当に人権と命の大切さを知っている人は、その程度の嘘に騙されません。人権と生命の大切さを語るのは困難ですが、大切な事なので書きます。
 人権と生命の大切さは、失って初めて、真に理解できます。私は人権と命の大切さを、ブラック企業から学びました。ブラック企業では、人権は認められず、生命の危機すらあります。それ故に、何とかブラック企業から逃げ延びた後は、ひときわその大切がわかりました。
 ブラック企業では、従業員は物として扱われます。私の場合は、特許製造機です。燃料を与えないと動かなくなるので、仕方く少しだけ燃料を与えるという態度で扱われていました。時給は100円未満だったので、一時間に一回缶コーヒーを飲めばマイナスになります。それ故に、ほとんど水分も取れず、一日に一回程度パンを食べながら、ひたすら研究していました。勤務時間は少ないときで十数時間で、多いときは20時間ぐらい(基準社長の感覚なのでタイムカードなし、24時間超えたら0としてカウント。居眠りもしくは意識消失したらたたき起こされて0からカウント開始)でした。睡眠をとるという理由の帰宅だけ許されていました。
 この状態になると、眩暈・頭痛・吐き気・眼精疲労・空腹…などの症状に見舞われ、生きている心地がしませんでした。しかしながら、幸いなことに、集中力があったので、研究中は何も感じませんでした。でも当時の私は、たまに画面が読みにくくなるので不便だけど、体が勝手にキーボードをたたくので何とかなるぐらいにしか考えていませんでした。集中力が増している理由は、3ヵ月以内に特許を出願できる状態にしないと、命の保証がないからです。もちろん、発明を白紙から考えて、それを分析・設計・実装・試運転までしないとなりません。時間が一秒でも欲しい、極限状態でした。その社長の口癖は、「人間死ぬ気になれば何でもできる。」と「誰かの役に立たない人間は生きている価値がない。」と「君の言動次第で家族にも迷惑がかかるよ。」でした。それでも、「利用価値があったら正社員を考えてもよい。できる人間にはそれ相応の扱いをする。」という言葉だけが希望でした。
 私は文字通り必死に頑張り、2ヵ月ほどで発案、仕様決定、分析、設計、一部実装、一部試運転まで行い、何とか出願できる状態にしました。何とか約束通りの事をしたので、私はもしかしたら正社員になれるのではないかと、希望を持っていました。しかしながら、ブラック企業の社長から出た言葉は、「少しは使えるようだな。だが、まだ完成していないし、正社員は見送る。一刻も早く完成させたまえ。そうそう、次の発明も頼むよ。今の発明と新発明を並行開発してくれ。」でした。
 私は初めて入社した企業がこの状態だったので困惑しました。確かに世間は厳しいと聞いていたのですが、いくら自分を誤魔化しても異常です。それで思い切って家族に相談したところ、「一刻も早くそんな会社辞めろ。」と言ってくれました。でも私は家族に危害を加える可能性があったので渋りました。そうすると、家族の人たちは、「家族は迷惑を受けたりかけたりするもんだよ。その会社と戦う覚悟はできている。一緒に辞表を提出しに行こう。」と言ってくれました。そして、勇気を出して辞表を提出しに行きました。
 辞表を提出しに行くと、ブラック企業の社長は、やはり受け取ろうとしませんでした。それどころか、「息子さんには才能があるから、うちの会社で私のやり方で働けば必ず大成します。研究職なので長時間労働になってしまいますが、いつかその努力は実になりますよ。私が育てれば世界的に有名な研究者になるのも夢ではありません。」などと、私の両親を説得しようとしました。この手の社長は口が上手く、人格者を演じるのが上手いです。
 幸い両親は私のいう事だけを信じてくれていました。「うちの息子の意思を尊重する。一刻も早く辞めさせてください。」と頑固一徹で対応してくれました。すると、ブラック企業の社長は、少しの時間だけ私と話しをしたいと言い出しました。私は勇気を出して対決することにしました。
 二人きり(両親は隣の部屋)になると、いつも通り人格者の仮面を投げ捨て、「辞めたらただで済むと思うなよ。二度と働けなくしてやる。この業界は狭いんだ。」と脅し始めました。私は覚悟を決めていましたので、「こんな業界(IT業界)に未練はありません。とにかく辞めさせてください。」と言いました。その返答は、「甘いな。そこまで言うならば、一応辞めさせてやる。しかし、他の業界でも働けると思うな。餓死しなければいいけどな。もう一度考え直せ。」でした。
 本音を言えば私は迷いました。家は貧乏なので、家に迷惑を掛けたくありませんでした。ましてや、社会人にもなって、一生働けないのは苦痛以外の何物でもありません。働けない私に何の存在価値があるというのでしょうか?それでも、私は最終的に辞めると決断しました。家族に迷惑がかかるならば、一人でひっそり餓死すればいいと考えた上の事です。
 こうして、ブラック企業を何とか止めました。でも本当の戦いはここからでした。ブラック企業の社長の座右の銘は有言実行だったので(おそらく他の従業員を恐怖で縛り続けるため)、激しい就職妨害をされました。それで就職が困難になり、貧困の末に、特許目当ての違うブラック企業に何度か入社したりしました。それと、身元を隠してバイトをしたりして、何とか生き続けました。
 何故またブラック企業に就職するのかと、皆様は不思議に思うでしょうが、就職妨害が激しかったので、私を受け入れる企業は、事実上ブラック企業しかありませんでした。それで、生存費を稼ぐために仕方なく入社しました。むろん、そうした企業は始は良心的に、優しく声をかけてくれます。それで騙された側面もあります。私は誰かを信じたかった。そうした、戦いは十年近く続き、一番最初のブラック企業が倒産し、他のブラック企業も経営不振により、私に対して労力を割けなくなりました。最後のブラック企業の社長には、交渉の末、自分の命と自由の権利と家族に危害を加えないという約束を、発明で買い取りました。こうして、漸く私は人権を手に入れました。最後のブラック企業の社長からは気に入られ、ビジネスパートナーに誘われました。
 最後のブラック企業の社長が言うには、私は情報技術ならば大概の事が出来るから、IT詐欺に向いており、一仕事で億単位のお金を稼ぐ方法があるそうです。ですが私は、お金に興味がないので、丁重にお断りしました。お金は所詮道具です。人に迷惑を掛けないという自分の信念を曲げたら死んだのと同じです。人に危害を加え楽して大金を得るよりも、人に危害を加えずに、汗水流して働いて、少しのお金だけ稼げればいいのです。どんな職業でも時給100円以上あるでしょう。
 人権と自由を手に入れてから私は、バイトをしながら、自分の特技を生かしてフリーになりました。こうして今は、何をしても幸せだと感じる人生を送っています。あの時のことを思えば、お米が食べられるだけで幸せ、本を読めるだけで幸せ、息を吸えるだけで幸せ、睡眠できるだけで幸せ、友人と会話するだけで幸せ、家族に会えるだけで幸せ、普通に仕事できるだけで幸せ・・・です。
 こうした人生経験を踏まえて私は思うのです。無理やり考えたら、誰にも責任はあるでしょうが、人権と命は何よりも尊重するべきです。私は自分が被害を受けたので、若者ならばいいと考えられません。誰しも等しく、生きる権利はあります。その権利を侵害する行為を、そのままにしておいてよいはずがありません。今日本がするべきことは、責任論を振りかざして、被害者を責める事ではなく、ブラック企業の被害を、少しでも多く減らすことに全力を尽くすことなのではないでしょうか。

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ネタつつき182 - ブラック企業の詐欺論法に騙されるな

 ブラック企業の経営者たちは、様々な詐欺論法を繰り出してきます。それに騙される日本人が多いので、彼らの言い訳を理論的に検証することにしました。
 ここ最近、一番多いのが「若者が悪い」です。いつの時代も人は若者が悪いといいたがります。古代エジプト時代からそれは続いています。その心理をつき、ブラック企業の経営者たちは世間を騙します。
 ここで、この言葉を理論的に分析してみましょう。そもそも「若者」などといった曖昧な分類に意味がありません。「若者」の正確な定義は何でしょうか?仮にあるとして、全ての若者に同じ性質があるといえるでしょうか?仮にあったとして、人権を無視したり、人命を軽視してもよいのでしょうか?つまり、本質は人権にあります。若者などといったレッテルとは関係がなく、決して人命を軽視してはなりません。若者というレッテルを張れば何をしてもよいという人は、民主主義国家日本にはそぐわない考えの持ち主です。
 次に多いのは「昔は長時間労働が多い。若いときは根性を出して耐えたよ。」です。ブラック企業の問題は、労働時間とあまり関係がありません。議論がすり替えられています。たとえ長期間労働であっても、報酬が正しく支払われ、適切な休息があり、本人が同意していれば問題はありません。しかしながら、ブラック企業はそういった程度を超えて、精神的もしくは肉体的に壊れるまで無理やり働かせます。「俺も若いころは長時間労働した。」などとのんきな事を言っている人は、ブラック企業をなめています。その年まで生きられなくするのが、ブラック企業なのです。人権を無視する行為が問題なのであって、表面的なことに惑わされてはなりません。
 三番目に多いのが「労働賃金を支払っていたら大半の日本企業は倒産する」です。これには色々な問題があります。先ず、そんな非生産的な企業が存続して、社会に貢献するとは思えません。そんな経営しかできない無能な経営者を擁護し、非人道的な労働者つぶしを見逃していては、日本に未来はありません。つぶれるべき会社はつぶす。それが市場経済の基本原則です。長時間労働させなくても、効率的な経営をすれば、違法行為なぞする必要はありません。
 最後は「そんなことでは他国に負ける」です。極論を言えば、私は負けていいと思います。何故ならば、人材を殺して一時的に他国の企業に勝ったところで、麻薬と同じで、一時的効果しかありません。ブラック企業の経営者は、そもそも長く儲ける事を狙っていませんから、長期的展望を持たない企業は、ブラック企業である可能性が高いです。そもそも、コストの低さでしか勝負できない企業は、大したことありません。商売はコストだけで決まる単純なものではありません。コストカットを真面目に考えるのであれば、人をつぶすのではなく、人を成長させて、より効率よく仕事してもらうのが一番です。成長した人はより効率的に働けます。これは商売の基本であり、それを言及しない時点で、ブラック企業の言い訳だと思います。
 これらのことに共通しているのは、「理由をつけて人を奴隷化する行為を正当化する」です。日本には人権というものがあるのですから、表面的な言葉に騙されて同調せずに、人の尊厳を守ることを第一に考えましょう。そうすれば騙されにくくなります。
 ちなみに、経営者として発言すると「人を育てられない経営者は三流以下」です。教育と言っても学校の暗記教育ではありません。そんな低次元の話ではなく、もっと職人的な「業を磨く」行為を指しています。新入社員に超人的能力を求める企業は、頭がおかしいといってもよいでしょう。何も知らない人を、「業務を続けていたら一人前になっていた」と思わせる仕組みを作るのが経営者の仕事です。それができないのであれば、その人は経営者を止めるべきです。
 日本は武家社会の考えをいまだに持っており、上下意識が高く、位が上のものを評価するという発想がありません。しかしながら、商売の世界は宗教ではありません。もっと合理的に、全ての役割を冷静に評価し、位に関係なく、駄目なものは駄目だとはっきり判断できない企業は、これからの時代その存続を許してはなりません。日本はいつまで武家社会をするつもりなのでしょうか。いい加減に近代化しましょう。それこそ、外国企業に勝てません。日本企業が海外企業に勝てない理由はコストではなく、商売をせずに不合理な宗教的儀式をしているのが原因です。
 騙されやすい世論は、直ぐに自己責任論に流されてしまいます。しかし問題の本質は、労働者の人権と正常な市場ルール作りにあります。レッテルだけで判断せず、本質をよく考えて言動しましょう。そうすれば、自ずと日本の景気は良くなります。

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ネタつつき181 - ブラック企業問題はただの若者の長時間労働問題ではない。今度は想定外で済ますな。

 本日は久しぶりの休日なので、バリバリ書きます。日本人の精神構造は極めて、詐欺に利用されやすいです。ブラック企業が発生する理由についても、「想定外」というキーワードが言えます。
 日本人は想定外という言葉をよく出します。ブラック企業はそういった想定外が大好きです。法律をよく学び、想定外を見つけ出して、倫理的にあり得ない犯罪行為で稼ぎます。彼らにとって、中々更新されない日本の法律の不備を見つけるのは造作もない事です。原発事故と同じ構図であり、自然災害と犯罪者は何をするかわかりません
 しかしながら、セキュリティエンジニアといった、安全のプロ以外の日本人は、「自分だけは大丈夫、この日本で非常識がな事が起こるはずがない。」と無意識に考えています。そういったことから、ブラック企業の被害者に対して、「我慢が足りない」、「能力が足りない」、「学歴が足りない」、「ゆとり教育だから」などと、ブラック企業に誘導されるままに世論を形成してしまいます。この精神構造が、ブラック企業の飯の種です。
 セキュリティエンジニアリングの基本は「性悪説」です。悪いことができる余地があれば、絶対にその方法を実行する悪人が登場すると考えて、犯罪者の視点に立ち、常に想定外を想定し続けます。しかしながら、日本は昔から、お人よしで、「根っからの悪人はいない。信じていれば大丈夫。少なくとも、普通に暮らしていれば自分だけは大丈夫。」だと考えています。これは美点なのですが、犯罪者にとってこれほど美味しい事はありません。方法があれば実行し、人命を消費してお金を作り出します。それがブラック企業(犯罪組織)の基本原理です。
 原発事故や電車事故で日本は「想定外」の恐ろしさを味わったはずですが、残念ながらまだ痛みが足りないようです。ブラック企業の被害を「そんなの想定外。奴隷?そんな非人道的な事が起こるはずがない。」とまだ平和ボケしています。しかし実際は、人命・モラル・法といったものなんて初めから気にしていません。その不備を突き、自分が儲ける事だけが彼らの唯一の目的です。
 実行できる方法があれば悪党は必ずやる。それを念頭に置いて、ブラック企業問題をただの長時間労働問題だと軽視しないでほしいです。今の世論の風潮だと、若者の長時間労働問題だと誤誘導されつつあります。長時間労働と人権無視は次元が違う話しです。長時間労働だけならば、仕事大好人間の私は一向に気にしません。しかし、ブラック企業の本懐は、人命を金に換える事です。
 人権や人命の存在を少しでも気にするのであれば、長時間労働などと流されないで、「奴隷なんて想定外」で済ませないで、徹底的にやるべきです。もし、ブラック企業の言い訳を真に受けて、「若者ならいいか」と言うのであれば、日本は原始時代の国家であると断言できます。
 奴隷制度がある原始時代の日本がいいのか、人権がある近代国家の日本がいいのか、真剣に考えてください。ちなみに、若者だけだと考えると痛い目にあいます。特に「若者だけ」だと洗脳されやすい人は、ブラック企業のいいカモです。犯罪者に想定外はないので十分に注意してください。

テーマ : 文明・文化&思想
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計算機の基本原理を味わおう2 - メモ用紙代わりにメモリ

 この記事は、計算機の基本原理を味わおう1 - 最小計算機ミニビットマシンの仕様 の続きです。前回は最小計算機の仕様を定義しました。今回は、メモリの実装を行います。
 計算する人にはメモ用紙が必要です。計算機理論では、メモ用紙の代わりに、メモリというものを使用します。先ずは、簡潔な実装を見てみましょう。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;

namespace MiniBitMachine.V1
{
    //メモリ( メモ用紙 )。
    public class Memory
    {
        //「1」が保持された場所を記憶。
        List<byte> _oneIndexs;

        //アドレス。
        private byte _address;
        public byte Address
        {
            get { return this._address; }
            private set { this._address = value; }
        }

        //値。
        public bool Value
        {
            get
            {
                var hit =
                    from i in this._oneIndexs
                    where i == this.Address
                    select i;
                bool result =
                    hit.Count( ) != 0 ? true : false;
                return result;
            }
            private set
            {
                if ( value &&
                    !this._oneIndexs.Contains( this.Address ) ) {
                    this._oneIndexs.Add( this.Address );
                } else if ( !value &&
                    this._oneIndexs.Contains( this.Address ) ) {
                    this._oneIndexs.Remove( this.Address );
                }
            }
        }

        //インスタンスを生成する。
        public Memory()
        {
            this._oneIndexs = new List<byte>( );
        }

        //指定したアドレスのデータを読み取る。
        public bool Read( byte address )
        {
            this.Address = address;
            return this.Value;
        }

        //指定したアドレスのデータを書き換える。
        public void Write( byte address, bool value )
        {
            this.Address = address;
            this.Value = value;
        }
    }

    //お試し
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            //1と0を交互に設定しつつ確認
            Memory m = new Memory( );
            byte address = 100;
            m.Write( address, true );
            Console.WriteLine( "{0}にある値は{1}",
                address, m.Read( address ) );
            m.Write( address, false );
            Console.WriteLine( "{0}にある値は{1}",
                address, m.Read( address ) );

            //終了
            Console.ReadLine( );
        }
    }
}

C#プログラミングの経験者は、文法そのものは分かると思います。そこで、意味について解説することにします。
 メモリは、要求された場所にある値(ビットマシンでは1と0)を読み書きします。直実(仕様を直訳して実装する事。実務ではお勧めしません。)すると、255個の領域が必要ですが、非効率的なので普通はそこまで用意しません。初期値は0(false)なので1の場所を覚えておくだけでOKです。計算する人が、メモ用紙にあるメモを見ながら、読み書きしている様子をイメージしてください。そうすれば、よくわかると思います。
 細かいことを言えば、メモリは主記憶記憶装置とも呼ばれます。仕組みは3つの要素からなります。メモリは主記憶制御装置( memory controller )に、読み書きの指示を行い操作します。場所の指定は、メモリ・アドレス・レジスタ( memory address register )に場所の指定値を書き、データはメモリレジスタ( memory aregister )に置かれます。こういった細かいことは、今のところ頭の隅に置いておくだけでよいと思います。続く・・・

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ネタつつき180 - ブラック企業の技

 ブラック企業(犯罪組織/犯罪企業)にも色々いますが、結構なテクニックをいるから厄介です。防犯のために、私が体験したブラック企業のテクニックを紹介します。この記事を参考に生存権を勝ち取りましょう。
 1、人格者やカリスマ経営者を演じる。彼らはカリスマ経営者や宗教などをよく研究し、被害者を洗脳するべく演技力を磨いています。見破るのは至難の業です。ただし、いつかメッキがはがれるので、日頃の言動をよく観察すると意外とわかります。
 2、過剰演出が上手い。被害者が生き延びて、他者に言う事を想定して、過剰に演出します。過剰に演出すると、被害者をおびえさせ、周りの人間に「そんなことあるわけない」と思わせられます。
 3、法律を熟知している。彼らの武器は法律の知識です。法律の穴をよく研究し、法律すれすれの線もしくは、罰則が緩くて儲けられるところを狙ってきます。日本は立法スピードが遅く罰則が緩いので、かなり稼げるようです。
 4、被害者を孤立させる。精神的もしくは肉体的に監禁状態に近い状態にしてしまいます。そうすれば、被害者を効果的追い詰められ、外部の邪魔が入らないようにできます。
 5、対象者を絞り込む。ブラック企業と言えども、全ての関係者に犯罪行為をすれば、数で負ける恐れがあります。ですから、対象者を数人に1人ぐらい絞り、普通の企業の仮面をかぶり存続し続けます。
 6、身代わりを立てる。最悪の場合、捕まることを想定して、身代わりとなる人物を用意しています。そして自分は善良な経営者を演じます。基本的に日本の刑罰は甘いので、彼らは儲ければ勝ちだと考えています。
 7、言い訳が上手い。「今の若者は忍耐力がないんですよ」などと、自分の犯罪行為を正当化してしまいます。日本人はオレオレ詐欺に騙されるような騙されやすい国民性を持っているので、非常に効果的です。
 8、脅す。様々な言動を用いて被害者を追い詰めます。正常な判断ができないようにするのが目的です。
 9、国の補助金制度を積極的に利用する。ブラック企業はあらゆる手段でお金を儲ける事を考えます。補助金制度も熟知しており、それを利用して人の使い捨てを実現します。
 10、ダミー会社を用意する。犯罪行為が発覚した時の事を考えて、予めしっぽ切りする会社を作っておきます。そうすれば、罪をダミー会社に擦り付けて、被害を免れます。
 11、天下りを受け入れる。官僚を味方にします。そうすれば、少々の犯罪行為は見逃してもらえるとのことです。本当のことかどうか分かりませんが、もしそうならばいやですね。類似技として、「政治家と付き合いがある」というブラック企業もいます。
 12、真実と嘘を混ぜる。本当の嘘吐きは、真実と嘘の見分けをつかなくします。非常に巧みな犯罪手法です。観察力を鍛えるしかありません。
 13、賄賂と見せ金の使い方が上手い。基本的にケチですが、儲けがあると積極的に投資もします。非常に厄介ですが、上手い話しには裏があると考えると、自分がお金で騙される危険性を減らせます。
 14、看板はまとも。日本人は看板とかレッテルに騙されやすい性質を持っています。ですからそれを利用して、看板やレッテルだけは立派もしくはありふれたものにします。レッテルと現実のギャップで稼ぎます。
 15、人の善意に付け込む。日本人のお人よしさと、労働意欲を効果的に利用します。彼らは利用できるものならば何でも利用します。
 16、無差別。政府は何故か、若者だとか低学歴だとか、肉体労働者などと限定したがりますが、実際は無差別です。ブラック企業の経営者は、どんな人でも対象にします。考えてみれば簡単な話で、犯罪者は誰からも搾取したいのです。しかし、差別意識を利用したいときがありますので、知ってて若者だとか低学歴だとかを対象にしているように見せかけて、差別意識をあおり、被害者を効率的に追い込むブラック企業もいます。むろん基本的に無差別なので、政府がしているような何らかの限定をする行為は、被害者を増やすだけです。
 これらの技は、私がブラック企業の被害に遭った経験をもとに分析したものです。他にもまだ色々な技を持っているでしょうから、十分に気を付けて下さい。

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ネタつつき179 - ブラック企業の生態

 本当のブラック企業と遭遇し、生き残っている人が少なく、情報が少ないと思いますので、ブラック企業の生態について書こうと思いました。ブラック企業を見抜く材料になれば幸いです。
 ブラック企業の経営者は、始は猫をかぶります。世間的には、人格者やカリスマ経営者という事になっており、普段はそう振る舞っています。ブラック企業の経営者がよく言う言葉は、「人材こそ大切だ。私は第一に従業員の事を考えている」、「仕事は世間に役立つためにするものだ」「うちで夢を実現させよう。」、「君も頑張れば成功者になれる」、「うちはアットホームな職場です」などです。ポイントは、理論的なものが一切言及されない点にあります。被害者を洗脳するために、精神論を振りかざします。演じるのが上手いので、大半の人はころりと騙されるでしょう。
 ところが、実際に働いていると本性をむき出しにしてきます。言葉は豹変し、「今のご時世、お前の代わりなんていくらでもいる。何なら今から表に出て、お金をばらまこうか?そうすれば人が群がり、直ぐに人が雇える。」、「辞めたらどうなるかわかっているのか?ただで済むと思うなよ。」、「この業界は狭い。辞めたら二度と働けなくするぞ。」、「辞めたら生きていけなくするぞ。」、「世間も国も、お前よりも俺を信じる。お前には従うしか選択肢がない。」、「餓死するか名誉ある過労死を受け入れるか、お前の選択肢は2つだけだ。」、「君には家族がいるよね?家族に迷惑を掛けたくなかったら、おとなしく俺に従え。」、「生きていられるだけで幸せと思え。生殺与奪件は俺が握っている。」、「訴えられるものなら訴えてみろ。告訴状が届いたら、裁判所に行けなくするぞ。」、「日本には搾取するものと搾取されるものが居る。俺は搾取する者で、お前は搾取される者だ。その立場は永遠に変わらない。あきらめろ。」、「日本には建前と本音がある。法律に穴があるのは、本音では人命に価値をおいていないからだ。それを見抜いたものだけが、真の成功者になれる。」、「日本人は品質ではなく看板で物を買う。お前が1000万円でシステムを売ってもだれも買わない。ところが、俺がシステムを盗って売れば10億円でも買う。世間はそんなものだ。だから実力なんて関係がない。生まれついての敗北者であるお前らは、生まれついての勝者である俺に従うしかないんだ。」、「労働基準局は労働者の味方ではなく、お金を持っている我々の味方だ。」、「よほど馬鹿な失敗をしない限り、警察は動かない。」、「俺のスポンサーは政治家だ。何をしても揉み消せる。」などです。基本的に、威圧したり、見下したりしてきます。実際に暴力も伴うので厄介です。これらの言葉は、実際に私がブラック企業の社長に言われた言葉です。ブラック企業というよりも、犯罪組織か犯罪企業と言った方がふさわしいです。
 ただし、ブラック企業の経営者にも2タイプ存在します。タイプ1は、不本意ながら、大企業しか儲けられない仕組みになっている、日本独特のシステムに負けた中小企業の社長です。彼らは元々人格者だったのですが、他に方法がなくて、従業員にコストを押し付けています。日本は自由経済ではなく、政官民一体の統制型市場です。決して許してはなりませんが、日本市場のゆがみの被害者と言えます。だから、言動に2面性があります。
 タイプ2は真正のサイコパスです。「法律は破るためにあり、法律の穴を見つけた人間は優秀である。何をしても許される。」と考えています。また、法律と人命そのものを軽視しており、自分のエサだとしか思っていません。効率的に犯罪をするために、詐欺目的で多種多様に演じています。それ故に、やはり2面性が目立ちます。性質が悪いことに、日本のセキュリティは低く、彼らの方が有利な立場になります。
 何人かのブラック企業の経営者に会った経験から言うと、見抜く方法は一つしかありません。それは、理想論に対して現実的解決法を質問することです。もしはぐらかしたり、精神論で返して来たりして、実際の事を言わないのであれば、ブラック企業の経営者である可能性が高いです。ただし、ダミーの答えを用意している、優秀な犯罪者であるブラック企業の経営者もいます。実態と乖離していないか慎重に調査する必要があります。
 ブラック企業と遭遇すると、人生が終わらされます。生存するだけで幸運です。しかも国と世間は一切守ってくれません。それどころか、まるで便宜すら図っているような状態です。国はセキュリティがゼロで(警察:民事不介入だ。死体になってきたら捜査するよ。労働局:「うちは聞くだけのところで、基本的に何もしないよ。」)、疑う事を知らない世間は、ブラック企業の言い訳をいとも簡単に信じてしまいます。世間は基本的に騙されやすいのです。世間はよく間違えます。従って、少しでも多くブラック企業の情報を仕入れ、近づかない、遭遇したらすぐ逃げるの2点を行うのがベストです。世間が何というと、自分の身は自分で守りましょう。死んでしまっては元もこうもありません。逃げる勇気と、かかわらない勇気が大切です。

テーマ : 働き方
ジャンル : 就職・お仕事

ネタつつき178 - なぜ成功者は若者の能力不足だといいたがるか考察した

 朝まで生テレビを見ていると、いつも成功者の「それは若者の努力不足だ。」と根性論を言いたがります。今日この番組を見て、面白かったのでこの理由を分析することにしました。
 私は一応自営業者なので、経営者の心理は少々わかります。そして、お客様も経営者なので、こういう性格の人ともよく会います、きっと、若者がテレビで見たとき、すごく印象が悪いと思いますが、実際会って話しをすると悪い人ではありません。それどころか、好ましい人物であるときが大半です。では、何故、頭から否定するのでしょうか?それは、親切心と自己肯定意識が要因だと私は思います。
 ああいう成功した人は、本当に苦労している人がほとんどです。彼ら/彼女らは、寝る暇を惜しんで、経営の事だけを考え、全てをなげうって成功しています。ですから、努力家で実力があります。不断の努力に裏付けされた実力によって成功しているので、運に左右されるという物事が理解できません。
 一方、私の方は決して成功者ではありません。一応自営業をしていますが、敗北者と言った方がよいでしょう。複数のブラック企業の企業犯罪を受け、人生をぼろぼろにされつつ、何とか生きている状態です。ですから、成功していない人の気持ちがよくわかります。日本には不合理な事が良くあり、無茶苦茶な国家システムなので、運が悪ければ努力や実力ではどうにもなりません。私はまだ運が良い方で、死ぬ可能性も十分に考えられます。実力や努力云々の次元ではありません。ブラック企業の経営者たちは、そういった能力がある努力家の生き血をすすって生きています。いいカモが居るとしか思いません。彼らと出会ったら生きているだけで幸運です。
 しかし、先ほど言ったように、成功した経営者は、必死で努力し、その結果成功しています。本人は運の要素を全く考えていません。ですから、彼らは親切心で「運なんて関係がない。努力すればきっと報われる。」と本気で信じて語っています。もちろん、彼ら/彼女らには実力がありますし、ブラック企業に遭遇するような人生のトラップに遭遇していないので、そういう事象を体験していません。それで、そういう日本社会に存在する、死のトラップを理解できないのです。もし死のトラップに出会っていれば、成功者になっていません。それ故に、成功者は失敗者の状況を真に理解できません。
 それに加えて、成功者の方々は、合理主義なので、ブラック企業を経営するような、犯罪者の心理がわかりません。普通の経営者と、犯罪者の心理は大きく異なりますが、ブラック企業の経営者と聞くと、同じ経営者としてそのような事をするのが信じられません。そのような不合理な事をして、儲かるわけはないと理論的に考えます。
 しかしながら、犯罪者の考えは不合理そのもので、無茶苦茶な手法で稼ぐことが前提の異次元な思考形態をしています。理性的な経営者である成功者たちは、普通の市場ならば許されない行為なので、成功者はそれがまかり通るのが信じられないのでしょう。しかしながら、日本の社会システムは、建前上自由資本主義なのですが、実際はそうではありません。例えるならば日本は壊れたOSです。成功者は壊れたアプリケーション(ブラック企業)の動作を理解できません。
 さらに、成功者にとって、商売が運で左右されるという事実を受け入れがたいものだと考えます。何故ならば、それは自己否定だと受け取るからです。「自分は成功したのは運ではない。運がないのではなく努力が足りないからだ。そうでなければ、私が運だけで成功したみたいじゃないか。」と。実際彼ら/彼女らには実力があります。しかし、不合理なシステムにより失敗する人もまた、同時に存在するだけです。本当は成功者の実力を否定するものではないのですが、合理的に考える人には、同時に存在する事象が矛盾していると考えます。
 日本市場はゲーデルの第一不完全性定理が成り立つ不思議な建前上自由経済市場です。その存在自体が矛盾しているので、矛盾からはどんな答えでも出ます。合理主義者とは相いれない、不完全でいい加減な代物です。
 成功者の言葉は、不合理な日本の国家システムの前に敗れ去った者には、「上から目線の傲慢な意見だ。」と感じるでしょう。しかし、彼らが生きている世界では成り立っています。従って、「そんなこともあるんだな。」と素直に聞くとよいと思います。今現在、不合理な状態に置かれていても、運命の歯車が合えば、成功者の合理的な言葉は役に立ちます。覚えておいて損はありません。
 こういった討論番組を見ると、やはり日本人はコミュニケーション能力が足りないと思います。互いに自分の立場でしか意見を言わない。相手の立場では現実である事を想定し、それを踏まえた上で、自分の意見も述べればいい。それができないので、平行線に終わります。互いに良心的に考えているのに悲しいことです。
 相手の立場を想像する力を養い、相手の土壌の中で真理を語り合えるのがコミュニケーションの理想です。かくいう私も職人肌なので、コミュニケーションは苦手です。私自身も日々理想的なコミュニケーションを目指して頑張っています。
 日本に真のコミュニケーションが訪れ、過去の日本は不合理な事が沢山あったよねと、笑い話になることを願っています。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

中の人の徒然草466 朝まで生テレビが面白かった件

 今日の朝、朝まで生テレビでブラック企業の特集がしていました。中々面白かったのですが、少々不足部分がありました。「辞めればいい」というのはその通りなのですが、それは言うほど容易ではありません。実際は逃げないに、ブラック企業は防止策を用意していますし、国はあてになりません。ブラック企業は法律と道徳を軽視している会社なので、辞めた後の報復行為もあります、危険を覚悟して辞めなくてはならりません。
 私も実際研究者として、ブラック企業で特許レベルの技術や製品を自分で考えて作る仕事をしていたことがあります。時給は100円未満です(大半不払い)。もちろん不満ですが、脅迫されて、数ヶ月間勤務していました。番組ではスキル云々言っていましたが、特許を取得できるレベルでも時給100円未満しか出さない企業もあります。ブラック企業の社長は、1円でも多く不当に儲ける事を前提としているので、そもそも報酬を支払う気すらありません。さらに、退社するときは、危険も伴いますから、「スキルがなく逃げない若者が悪い」で済む問題ではありません。私は勇気を持って報復行為をされながらも、何とか逃げ切りました。ですから、できない人が居ても不思議ではありません。私の運が良かっただけで、たとえ逃げても逃げるのに失敗した人もいるでしょう。
 そうしたブラック企業がどうやって存続するのか不思議だと思うでしょうが、IT業界の場合一発当てれば億単位儲かりますので、たとえ摘発されたとしても儲かります。おそらく、労働に関する罰則が緩いので、IT業界以外でも儲かるでしょう。さらに、不当に安い価格で高品質なサービスを提供できるので、普通の企業に勝ってしまいます。つまり、ルール違反をしてブラック企業は勝ち続け、繁栄すらしているのです。
 通常に考えて、市場のルールに違反したら厳しい罰則を与えるようにしないと、市場原理が成り立たないのですが、残念ながら日本は国民の生命と財産を守る意識が薄いようです。法律そのものが整備されていないので、たとえ告訴して勝っても、ブラック企業は痛くもかゆくもありません。ブラック企業は実際に儲かるから存在しています。残念ながら被害者が圧倒的に不利です。
 そういった現状を踏まえると、日本の労働環境は、運悪くブラック企業に遭遇したら「餓死するか過労死するか」の選択肢しかないといえます。私は何とか生き残りましたが、それはただ単に幸運だったからです。ブラック企業というよりも、犯罪企業もしくは犯罪組織と言った方が適切です。
 日本には色々な社会問題がありますが、根底には日本のセキュリティレベルの低さが問題の根源だと思います。もし、セキュリティレベルが高ければ、「そんな会社辞めちゃえば」「公害出す企業なんて潰しちゃえば」・・・などと大半の社会問題は一言で解決します。でも、実際はセキュリティレベルゼロなので、個人で国家レベルの社会問題と戦うしかありません。
 こういった問題が起こる要因は、日本人はレッテルだけで物事を判断したり、理論的に考えない性質を持っている所にあると思います。日本の社会問題は、みんながちゃんと理論的に考えていれば、解決できる問題です。
 理不尽なことに我慢したり、自分だけは大丈夫だと無視したりせず、一人々がちゃんと考え、行動していれば、日本は最高の国になれます。この手の番組が増え、「自分の頭で物事を考える」人が増えたらいいなと思いました。

テーマ : 日記
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中の人の徒然草465 セキュリティゼロどころか犯罪を誘発している現状に疑問

 桜宮高の体罰自殺事件、ついに判決が出ました。しかし、その結果は、いつも通り、執行猶予の方が長いという理不尽なものでした。通常司法というものは、犯罪を抑制する効果を求められるものだと思うのですが、このような判決が出るのであれば、セキュリティゼロなのは言うまでもなく、それどころか犯罪を誘発しているといわれても仕方がないと思います。
 事件の隠蔽はやり放題、民事不介入といってなかなか捜査しない警察、まともな法律を立法しない政治家達、因果関係がわからないと連発する裁判管たち・・・これだけ、犯罪者側が有利な状況も珍しいです。犯罪を行ったら手厚く保護され、言い逃れできなくなっても、緩い罪で救済される。これでは、犯罪の抑止力どころか、犯罪の誘発剤となりかねないと思います。
 それにしても、これだけ犯罪者にとって有利な環境を維持して、日本は何を考えているのでしょうか?社会秩序の維持するために、犯罪を防ぐシステムが必要です。それにもかかわらず、現状は犯罪者にとって有利な環境が構築されています。その意図がわかりません。犯罪者を有利にして一体全体何をしたいのでしょうか?犯罪者のための犯罪者による国家を作りたいのでしょうか?不可解すぎます。
 私たち国民はひとまず、立法府に立法の意図を聞き、司法もまた、犯罪者を優遇する意図を聞かねばならないと思います。本来マスメディアはこういうことを追及しないといけないと思うのですが、日本のマスメディアは誰かの悪口を言ったり、一緒に同じことを合唱するのに忙しいようです。これは末期症状です。やはり、セキュリティ云々と言えるレベルではなく、日本の国家システム自体が既に壊れていると思えてなりません。

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インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
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以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



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  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
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