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中の人の徒然草514 STAP事件で露呈する日本社会の稚拙さを憂慮する

 数学に夢中でブログを書くのを忘れていました。ここ最近で気になったのは、やはりSTAP事件です。これほど、エラーがある事件も珍しいのではないかと思います。色々おかしな点がありますが、私が重要だと思う点を書きます。
 誤解がないように先に断わっておきますが、情報技術が専門の私のスタンスは、細胞プログラミングの可能性と、情報とシステムの在り方に注目しているだけであり、個人とかそういったものについて考えることはしないというものです。日本の報道のように、個人攻撃して楽しむなんて事はあまりに非合理的かつ野蛮なので致しません。本題に入ります。
 今、当事者でない人が小保方氏を窃盗容疑で訴えようとしていますが、余りに不可解ですし、それで喜ぶマスメディアも極めて不可解です。私が情報技術者だからなのかもしれませんが、一番の問題はシステムにあると思えてなりません。窃盗が真実でも虚偽でもどうでもいい事です。何故ならば、マスメディアが言うように、論点が税金の使用についてならば、どちらであっても問題となるからです。
 窃盗が真である場合問題となるのは、セキュリティレベルの低さです。理研という組織は、その程度のセキュリティレベルでよく知的財産に携わっているなと思います。特許ビジネスにおいて、セキュリティは最重要事項です。「ちょっと盗んでやろう」と思ったら成功するようなセキュリティレベルで、特許ビジネスをするというのは自殺行為であり、税金が投入されるとなればなおさら問題です。
 窃盗が偽である場合は、個人の名誉を不当に貶めたわけですから、非常に問題です。ただこの場合でも、税金を投入するべき組織か否かという問題点が残ります。細胞を盗まれたとされる若山氏は、STAP細胞の共著者です。それにも関わらず、「わからないけど利益がありそうなのでサインした」といっております。ならば、理研という組織は、「日常的に論文の著者を偽装している」という事になります。著者という情報が偽装されているのであれば、信頼に足るとは言えませんので税金を投入すること行為自体がおかしいです。
 つまり、STAP事件の本質は違うところにあります。そもそも、小保方氏はただの個人であり、彼女の発言だけで税金が投入されることはありませんから、「理研という組織が税金を受け取った」という事になります。その組織が「いとも簡単に個人に騙される」「著者を偽装する」といっているのですから、そのような組織に税金が投入されているという事実が最大の問題となります。
 さらに掘り下げて言うと、素人である役人が税金の投入有無を判定する点がおかしいです。セキュリティの観点から言うと、この時点でボトルネック(システムの弱点)になっており、根本的に税金が無駄に浪費されるという問題を生んでいます。
 では、STAP細胞のような不確定のものに税金を投入するのがいけないのかというと、私はそう思いません。数学史を鑑みるに「不確定なものに投入する方が最大のリターンを得る」事が明らかです。従って、「無駄になってもいいから投入する」という姿勢が大事です。ただ、昨今の研究はお金が要りますから、「いくら浪費してもよい」というのではなく、「最小限のコストで最大のリターンを得る」という事になるかと思います。
 ここで問題となるのは、「素人に判定ができるのか」という点と「わからない事こそ最大のリターンがある」という点です。これから生み出す学問の成果は誰も知りません。それ故に、素人が判定するのは不可能ですし、専門家ですら無理でしょう。何故ならば「まだ存在しない理論」だからです。存在しないものを100%の精度で判定するなんてことは夢物語ですし、本来研究とは「存在しない理論を生み出す」ことですので、最適なコストを計算する事自体が不可能です。
 ならばどうすればいいのかというと、2つの鍵があります。一つの鍵は「信頼性の確保」です。今回の事件に当てはめると、理研という組織に信頼性があるのかという点と、配分を決める役人に信頼性があるのか考えなくてはなりません。結論を言えば、ともに信頼性は低いといわざるを得ません。
 もう一つの鍵は「最小コスト」です。研究に税金を投入するのは良い事ですが、「研究は失敗する可能性の方が高い」ので、投入する金額を決定しなくてはなりません。しかしながら、「研究は人類が知らないものをする」行為なので、超能力を持たない人間ではコストの計算が不可能といわざるを得ません。
 この2つの鍵を考慮し、最適なシステムを数秒考えてみました。その結果、私が思うシステムは・・・「信頼性がある組織に固定金額を配分し、問題が生じたい場合、税金が倍以上になって返ってくるシステム。」です。
 信頼できない組織に我々の税金を投入するという行為は、言うまでもなく愚かです。そして、金額を変動させる場合、そこにボトルネックが生じますので、不正や汚職が割り込むという事になります。従って固定にするのが最善です。
 しかしながら、固定にしても、100%のセキュリティは原理的に無理なので、税金が詐欺行為によって浪費される恐れがあります。ですから、初めから犯罪者に対処する術を考えておかねばなりません。被害の倍以上だとしている理由は犯罪が見過ごされるリスクは0にはならないし、犯罪する事のメリットを減らすためです。犯罪は利益があるからするのであって、犯罪によって利益が出ないようにするのが一番のセキュリティなのです。
 日本は何故か「想定外でした」=「考えていませんでした」であらゆる罪が見過ごされますが、それはあまりに不合理であり、馬鹿げています。システムとして成立しておりません。日本にはシステムと呼べるものがないので、事件という名のエラーを基に、システムを構築せねばなりません。増税を言う前に、まともなシステムを作るべきだと考えるのは私だけでしょうか・・・
 何はともあれ、個人虐めに徹するという幼稚な行為はやめて、日本社会は大人になるべきだと私は思うのです。
 それにしても、細胞の初期化という現象は本当に存在しないのでしょうか?現在日本は「再現実験に失敗したら存在しない」という空気が支配し、1つの論理モデルが失敗したらできないといわれていますが、理論的に考えて私にはそう思えません。理論的にいえば、関数(作用)は常に対称であり、まだ見出されていないだけで逆関数(逆作用)はあると考えてよいと思います。人類の進化のために、マスメディアや世間様に臆することなく、細胞の初期化に挑戦する研究者が現れることを私は願っています。
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Author:インドリ
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