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中の人の徒然草341

こんばんは。寒さに弱いインドリです。
いやー、最近寒いですよね。こんなに寒くなるとは思わなかった。
寒いので、ちょっと厚着をして生活しています。あー冬眠したい・・・

それは、さておき、並列処理と関数型言語を学習していると、従来の逐次処理が難しい事をしていたと感じます。
というのも、副作用をもたらす処理ばかりだからです。
特にI/O関係なんて、副作用ありまくり!
だから、並列処理ではI/Oが鬼門になるんですよね。
かといって、副作用を全て避けるのは難しいですよね。
でもそれは、私の未熟さもあるでしょう。
これからは、如何に副作用を避けるのかを学ぶ必要があります。
きっと数年もたてば、副作用を避けるのは当たり前の事になり、副作用を伴う処理の方がマイナーになるのに違いない。
副作用がない方がテストもやりやすいし、いいことずくめだもんな。

話題はまた変わりますが、コンパイラを並列処理で実装する場合、シンボルテーブルが問題になります。
シンボルテーブルを上手く扱う方法はないものだろうか?
先ず思いつく手段としては、fork/joinの方向性かな?
ミニテーブルを処理ごとに作って、後で結合するとか・・・
うーん、でもこれ、直ぐに結合するとパフォーマンスが劣化するから、結合処理自体を削減したいな。
そうなると、コンパイラ全体で使用する情報を整理整頓して、処理もちょっと工夫しないと駄目だよね。
やっぱり、直列アルゴリズムでは駄目で、並列アルゴリズムを考えださないと・・・
もっと、研究の必要がありますね。

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テーマ : 裏事情
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I have a question.

お久しぶりです。
ちょっと疑問に思ったので質問いいでしょうか。

>従来の逐次処理が難しい事をしていたと感じます。
この難しいことってなんですか?

Re: I have a question.

> お久しぶりです。
> ちょっと疑問に思ったので質問いいでしょうか。
>
おひさしぶりです。

> >従来の逐次処理が難しい事をしていたと感じます。
> この難しいことってなんですか?
副作用が生じる処理で構成されている事です。
改めて考えてみれば、現実世界は全ての物事が並列処理されています。
それを逐次的に処理するという行為が、そもそも不自然なのかもしれないと考えたわけです。
私が思うに、逐次から並列へのパラダイムの変化は、プログラミングだけの事ではなくて、不自然から自然へと進むプロセスなのかもしれません。
私は常日頃から、分析から設計へと落とし込むさいに違和感を感じていました。
コンピュータへのモデル変換は所詮不自然なものなので、それも仕方がないと考えておりましたが、やはり並列的に処理をする方が現実により近づけるという気がします。

ところで、記事を読んでから質問していますか?

【抜粋】
それは、さておき、並列処理と関数型言語を学習していると、従来の逐次処理が難しい事をしていたと感じます。
というのも、副作用をもたらす処理ばかりだからです。

と【一行下】にちゃんと副作用の事だと書いているから、ちゃんと読んでほしいな。
一行下に書いてある事を質問すると、誰しも読んでいないと思いますよ。

No title

ちゃんと読んででますよ。
"並列処理"と逐次処理"の比較の話だと思ってたのに、
いきなり"副作用"って言語の話になって
"逐次処理の難しい事"が跳んでしまってるように感じました。

説明ありがとうございます。


ここで別の疑問が出てきました。
インドリさんは

並列処理=(関数型言語)
逐次処理=(手続き型言語?)

と考えているのでしょうか?

No title

世の中の行動が並列/平行行動なのは理解できます。
昼間は、開発業務をメインにしていても、会議や接客の割り込みが入りますが、中断しても再開できます。
夜は、家族の家庭人に戻って、家事を継続できます。通勤電車ないで、モードを切り替えるのでしょうね。
昼間でも、トイレや食事など、平行行動を実行しています。
 これらは、マルチタスクですよね。
"平行/並列" 処理って、インドリさんの文脈からは "マルチスレッド" の事を指していると解釈してます。
世の中は、マルチタスクで動いていて、逐次処理て処理されていると考えるのですが、如何ですが。

Re: No title

やはり読んでいませんね。
「並列処理と関数型言語を学習していると、従来の逐次処理が難しい事をしていたと感じます。というのも、副作用をもたらす処」と言っているのですから、命令型言語+逐次処理と関数型言語+並列処理の事を比較しています。
こんなことを言うから、貴方がたは読んでいないといわれるし、難癖だとしか思われないのです。

Re: No title

> 世の中の行動が並列/平行行動なのは理解できます。
> 昼間は、開発業務をメインにしていても、会議や接客の割り込みが入りますが、中断しても再開できます。
> 夜は、家族の家庭人に戻って、家事を継続できます。通勤電車ないで、モードを切り替えるのでしょうね。
> 昼間でも、トイレや食事など、平行行動を実行しています。
>  これらは、マルチタスクですよね。
> "平行/並列" 処理って、インドリさんの文脈からは "マルチスレッド" の事を指していると解釈してます。

一般的に言って、マルチスレッドプログラミングは、並行処理の一種です。
ですからこれは間違っていはいないのですが、それだけではありません。
※この例はどちらかというと、マルチプロセスプログラミングだと感じますが・・・
並列処理の工夫は関数型言語によく見られるので、関数型言語を話題に出しています。

> 世の中は、マルチタスクで動いていて、逐次処理て処理されていると考えるのですが、如何ですが。

並列処理でも命令が連続して動く部分が必ずあります。
しかしながら、それを逐次処理だとは呼びません。
逐次処理は命令が連続している事ではないのです。
ちょっと、逐次処理/並列処理を勘違いしていると思います。

No title

難癖なんてつけてるつもりはないです。
意図や意味が取りずらかったので確認のための質問をさせてもらっているつもりです。


いま問題にしている個所ですが、
A=(命令型言語+逐次処理)
B=(関数型言語+並列処理)
とすると
AはBより難しいです。
なぜならAは"副作用"というものをもたらすからです。

という意味でいいのでしょうか?

Re: No title

微妙に違います。
従来の技法が副作用を持つ処理を行う頻度が非常に高いからです。
関数型言語と比べると命令型言語は、副作用を避ける方向性で設計されていません。
関数型言語のように、副作用を避ける言語設計になっていると、並列処理は行いやすいです。
他にも色々考えるところがあるのですが、この部分はそれだけしか書いていません。
日記なので、ちょっとした感想を書いただけなのです。

あと「これからは、如何に副作用を避けるのかを学ぶ必要があります。」と書いてあることからも分かると思いますが、命令型言語でも副作用を避ける工夫はありえます。
言語設計レベルで考えられていないので難しいのですが、全くできないわけではない。
それに、マルチパラダイム化が加速するでしょうし、並列処理が当たり前のものとなりますので、これからどんどん研究が進んで、副作用を避けるプログラミング技法が当たり前になるでしょう。
プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
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