F#の勘所
F#は関数型言語です。ですから、関数をファーストクラスオブジェクトして扱うのが特徴です。ここが分かり難いという人は、データと関数は殆ど同じという事を思い出して下さい。プログラムは0と1の羅列です。そもそも、コンピューターに、関数とデータの区別はありません。人間が0と1をデータとして扱えばデータ、関数として扱えば関数というだけです。そう考えれば、引数として関数を渡す事も、戻り値として関数を返す事にも違和感がなくなります。
でもそれはF#に限った話ではなく、関数言語共通の事柄です。F#にもやはり特徴があります。それは、パターンマッチです。パターンマッチの使い型を覚えれば、F#プログラミングが快適に出来るようになるでしょう。パターンマッチを学習する際には、リスト・シーケンス・判別共用体といった、データ型をセットで覚えましょう。アルゴリズム+データ構造=プログラムなのでこれは問題ないはずです。
最後に、F#を習得する上でバイブルと呼べる本を紹介します。現在バイブルと呼べる本は、F#開発チームのChris Smith(クリス・スミス)氏が著したプログラミングF#