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.NETテストプログラミング入門1

 この記事は、.NETテストプログラミング入門の続きです。前回から引き続き、コンソールへ文字列を出力するプログラムのテストを解説します。
 前回のサンプルコードを理解するには、コンソールが何をするものなのかを理解せねばなりません。System.ConsoleについてMSDNを調べると「コンソール アプリケーションの標準入力ストリーム、標準出力ストリーム、および標準エラーストリームを表します。」と書かれています。この文章を読むと、標準入出力ストリームについて知る必要がある事が分かります。
 各種標準ストリームの概念は古くからあり、私が知る限りでは初期のUNIXに存在していました。UNIXの設計思想は、小さいツールを組み合わせて使う事であり、個々のプログラムは単独で使用せず、組み合わせて使用するのが常識となっていました。それ故UNIXユーザ達は、UNIXパイプを使用し複数のプログラムを組み合わせて使っていました。
 UNIXパイプを使用する為に、各プログラムはデータのやり取りをせねばなりません。そこで、全てのデータをストリームとして考え、入出力およびエラーをストリームとして扱いました。ストリームとして扱う事の利点は、入力または出力先を柔軟に変更できる事です。この概念は非常に有効なものであり、今もなお使用されているので、標準入出力ストリームという言葉はプログラマ間で一般的に使用されています。
「標準」出力ストリームと言った場合、コンソールを指します。何故「標準」と付けるのかと言いますと、ストリームは柔軟に変更できるからです。コンソールへ出力するのを止め、メモリやファイルへ出力する事も可能です。ですから、コンソールクラスの説明に標準と書かれているのです。
 これを踏まえて、前回のテストコードを見れば意味が分かると思います。

//出力先を変えてテストを行いやすくする
TextWriter tmp = Console.Out;
StringWriter writer = new StringWriter();
Console.SetOut( writer );

 先ほど説明したように、出力ストリームは変更できます。そこで、テストが行いやすいように、メモリ上へデータを出力するように変更しています。これが出来れば後は簡単です。

//出力値をテスト
Piyo target = new Piyo();
target.Greeting();

//テスト結果を表示
string right = "おはピヨ♪" + Environment.NewLine;
bool result = writer.ToString().Equals( right );

 そして、上記コードでテスト対象となるPiyoクラスを実行し、メモリ上へ文字列を出力させ、その値を取得してチェックしています。なお、正しい文字列にEnvironment.NewLineを加算しているのは、Console.WriteLineメソッドは改行文字列が必ず付加されるからです。改行文字は忘れやすいので注意しましょう。
 このテストコードは一応作動しますが、テストコードとしては不十分なものです。テスト対象よりも多いコードを一々コーディングするのは時間の無駄です。テストコードも普通のコードなので、オブジェクト指向プログラミングの考えを適用し、再利用できるように改善せねばなりません。続く...
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テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

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