システム開発における情報セキュリティ7
システムが取り扱う情報資源と、情報資源に対する権限について考えました。次に考えるべき事は情報資源の保管場所です。何故ならば、セキュリティ対策は情報資源の保管場所によって変わるからです。
データベースサーバーに保存する場合と、ファイルに保存する場合のセキュリティ対策は違います。また、ローカルネットワークで情報資源を共有する場合と、遠隔地にあるネットワークにある情報資源を使用する場合では、セキュリティ対策が異なります。従って、情報資源の保管場所はセキュリティに於いて大変重要です。
なお、情報資源をどこに置くのかは、情報資源の性質によります。複数の人が必要とする情報資源ならば、遠隔地からアクセスできるようにせねばなりません。一方、ごく一部の人間しか使用しない機密情報はローカルに管理し、遠隔地からアクセス出来ないようにする必要があります。
すなわち、情報資源は適切な場所に配置する必要があるのです。情報資源は適切な場所に配置しましょう。