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ネタつつき125 - 情報の粒度と抽象度は重要

 仕事をしていると、出来る人とできない人に差を感じる場面が沢山あります。そのうちの1つが、情報の粒度と抽象度の取り扱い方です。これが下手な人は仕事が出来ず、上手な人は仕事が出来る傾向があると感じます。統計を取って検証しておりませんが、経験上おおむね正しいと私は考えています。
 情報の粒度というのは「細かさ」です。仕事が出来る人は、情報の細かさについて適切な判断を下せます。具体的には、その仕事の段階で必要なだけの情報の細かさで書類を書いたり、分かりやすい報告をしたり出来ます。一方仕事が出来ない人は、不必要に細かい情報を出したり、必要な時に情報が欠けたりします。他にも、やたら細かい事を言って業務を妨害したり、細かい配慮がないため仕事の質が悪かったりします。
 情報の抽象度についてはIT業界の人ならばよく分かると思います。分析段階、設計段階、実装段階などの開発工程により、扱う情報の抽象度が違います。分析段階では、どちらかというと人間よりの抽象度が高い情報を扱い、実装段階ではコンピュータよりの抽象度が低い情報を扱います。仕事が出来る人は、抽象度も正しく判断できますので、作業がスムーズに進むのは想像に難くないでしょう。
 システム開発に於いて、抽象度が適切に扱えない人は問題になります。よく、営業マンとプログラマーは仲が悪いなどと言いますが、コミュニケーションにおける情報の抽象度が適切でない事が原因です。営業マンからしてみれば、プログラマーの言う事は抽象度が低すぎてわけが分かりません。逆にプログラマーからしてみれば、抽象度が高すぎて上手く実装に落とし込めずイライラします。この様に、抽象度を意識せずコミュニケーションを行うと悲劇が生じます。
 営業と開発のように極端な例だけではなく、抽象度を上手く使いこなせないと、分析・設計・実装の各段階をこなす技術者になれません。全ての段階をこなす必要がなくとも、システムエンジニアとプログラマーのコミュニケーションもうまくいきません。従って、抽象度を使いこなせない人は非常に不利だと言えるでしょう。
 情報の粒度と抽象度を理解できないと、他にも色々な問題が発生します。対人関係だけではなく、読解能力にも悪い影響を与えます。読解力が低い人を観察すると、その文章が扱っている粒度と抽象度を理解しておらず誤読しているケースが多々見受けられました。残念ながらその様な人は、資料や専門書から適切に情報を引き出せません。
 私は以上の事から、情報の粒度と抽象度に非常に気を配っています。経営者に対しては粒度が大きく抽象度が高い情報を、プログラマーに対しては粒度が小さく抽象度が低い情報を扱います。むろん、情報の内容も重要です。経営者にCPUの動作を言っても聞いてもらえません。これは言うまでもないでしょう。
 この記事を読んでいる貴方は情報の粒度と抽象度を意識していますか?もししていないのであれば、今日から意識しましょう。そうすれば、仕事もプライベートも今よりもよくなります。情報の粒度と抽象度はそれ程重要なのです。
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テーマ : 情報処理技術
ジャンル : コンピュータ

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