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ネタつつき128 - 技術者がしがちなコミュニケーションミス

 コミュニケーションについて何度か書いているので、技術者に特化した注意点を書く事にしました。残念ながら私達技術者は、他の職業の方からしてみればおかしな行動を無意識にとっております。それを知っておけば、コミュニケーションをより上手く取れるようになるでしょう。
 技術者にありがちなコミュニケーション上のミスは、不適切な場面で知識を披露する事です。たとえば、エンドユーザーの方が情報技術に関する勘違いをしていたとします。この時に、不用意に間違いを指摘する技術者が結構います。技術に生きる私達にとっては見過ごせない事ですが、冷静にエンドユーザーの気持ちを考えてみましょう。
 エンドユーザーにしてみれば、情報技術なんてよく分からない事ですし、対して興味もない事です。でも、雑誌か何かで知った時、その用語を使いたくなるものです。最近では「クラウド」や「Web2.0」(ちょっと古いかな)がこれに該当するでしょう。文章では分かり難いので、会話を例にしてみましょう。

【問題がある会話の例】
エンドユーザー「Web2.0というだけあって、最近は凄い世の中になったな。
 クラウドとかいうやつで、何でも使い放題なんだろ?」
技術者「Web2.0?・・・
 それは、パブリッククラウドの事ですか?
 それともプライベートクラウドの事ですか?」
エンドユーザー「それは何だ?よくわからんが、
  クラウドを使えばソフトを使いたい放題と聞いた。
 もうソフトなんて買う必要が無いな。
 それと、データの保存場所にも困らんそうだが・・・」
技術「何を持って使いたい放題と仰っているのか分かりませんが、
 きっとDaaSやSaaSの事ですよね?
エンドユーザー「???クラウドって色々あるのか?」
技術者「はい、色々あります。
 よろしいですか?クラウドとは曖昧なもので、
 定義をはっきりさせておかないと・・・」
エンドユーザー「もう結構だ!」

分かりやすいように強調して書きましたが、専門用語の言い間違いを訂正したりする人が結構います。技術者にとって定義はきになるでしょうが、状況を冷静に考えましょう。この例は明らかに、「近頃は技術の進歩が速い」と「便利な世の中になった」と言いたいだけです。クラウドやWeb2.0という用語に反応する必要ありません。それにも拘らず、技術者が細部にこだわったので、エンドユーザーの面目が丸つぶれです。たかが雑談で相手(素人)を言い負かして何になるのでしょうか?子供じみた行為に映るので、聞き手にまわり会話を広げるようにしましょう。

【先の例よりもよい会話の例】
エンドユーザー「Web2.0というだけあって、最近は凄い世の中になったな。
 クラウドとかいうやつで、何でも使い放題なんだろ?」
技術者「よくご存じですね。」
エンドユーザー「いやいやそんなことないよ。
 俺もコンピューター音痴ではいかんと思って、
 ちょっと勉強しているだけだ。」
技術者「○○さんは凄いですね。
 新しい事をどんどん吸収しておられる。
 なかなか出来る事ではないですよ。」
エンドユーザー「そんな事はない。君にしたらちょっとした事だろ。」
技術者「そんな事はありません。私もクラウドを最近知って吃驚しました。」
エンドユーザー「そうだろ。俺も驚いたよ。
 俺の若いころは、インターネットすら無かったからな。」
技術者「ええ。私もこんなものが発明されるなんて想像出来ませんでした。」
エンドユーザー「ああ。技術の進歩は速いな。
 俺みたいな年寄りは訳が分からんよ。」
技術者「そんな事はありません。
 ○○さんは現にクラウドを知っているではありませんか。
 ○○さんならば、なんだかんだいってついていくと思います。」
エンドユーザー「そうか」

まだまだ十分な対応とは言えませんが、先ほどの例よりもましになっています。エンドユーザーの面目を潰さず、会話を広げるように努力しています。
 技術者は、場をわきまえず些細な事を気にしたり、知識を無闇に披露したりする傾向があります。ですが、本来コミュニケーションは、論争をするためのものではありません。無闇に自分の知識を披露し、相手に恥をかかせて自己満足する為のものではないのです。コミュニケーションは、相手と円滑に交流するために行います。従って、常にその場の状況をよく把握し、相手を見て適切な言葉を選び、適切な態度を取る必要があります。
 貴方は「理屈っぽい」だとか「面白くない」だとか「嫌味な奴だ」などと言われた事がありませんか?少しでも心当たりがある方は、コミュニケーション本来の目的を思いだし、自分の言動がその場にふさわしいものかと、相手の気持ちをよく考えましょう。初めは上手くいかないかもしれませんが、今よりも確実に上手くなります。口下手な私でもある程度上手くやっております。恐れずにコミュニケーションをとりましょう。
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http://twitter.com/indori
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