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ネタつつき131 - 無知こそ幸せ。技術者に必要なものは尽きない知識欲。

 IT業界は、秒進日歩と呼ばれるほど変化が激しい業界だと言われています。実際、1年ひと昔ぐらいに感じるスピードの中、技術者は生きており、この状態を苦痛だという技術者も多いようです。しかしながら、私自身は苦痛だと感じた事がありません。何故ならば、私は知識欲を原動力にして生きているからです。得るべき知識が無いような退屈な世界を生きたくありません。変化が無い世界ほど退屈で死にたくなるものはありません。
 何故人は生きるのでしょうか?その理由は人それぞれですが、私の場合「そこに知識があるから」です。この世に知識と言う名の宝物がごろごろあるから楽しく生きてゆけます。私にとっては、知りたいものがない薄っぺらい世界を生きて何が楽しいのか分かりません。知識と言う名の刺激があるから生きています。
 そんな私にとって、進化が早いから嫌だとか、進化が早いのは問題だなどという意見は同意できません。何事にも反面があるから、変化が嫌いな人がいる事は理論的に理解できます。ですが、そんな人が技術者をやっている理由が分かりません。知識欲が無い技術者は、なぜ知識を扱う職業に就いているのでしょうか?
 例えば、運動するのが嫌いな人がスポーツ選手になったとします。彼は練習が嫌いです。試合も嫌いです。何故ならば、運動そのものが嫌いだからです。・・・おかしいと思いませんか?技術者にとって頭を使うのは必須条件です。スポーツ選手が運動するのと同じです。ならば、技術者以外の職業に就けばよいのではないでしょうか?頭を使うのが好きだから技術者になったのではないでしょうか?
 私とて人の子ですから疲労は感じます。ですが、その疲労は不快ではありません。むしろ快感と言ってもよいぐらいです。その快感を求めて、情報技術だけでは飽き足らず、他の学問にも手を出している状態です。この世の何よりも情報技術が一番好きなのは変わりませんが、情報技術にはある一定のパターンがあります。それを言葉にする事はできませんが、そのパターンさえ押さえれば、新技術でも対応できてしまいます。全く使った事が無い技術であっても、仕事を依頼されれば自由自在に使いこなせる状態にまでもっていけます。IT業界は進化が早いなどと言われていますが、実はそんな事はなく、ただ変化が早いだけです。進化ではなく変化なのですから差分を習得すればいいだけです。もっと違う思考パターンや思考リズムが欲しいです。
 むろん私は情報技術の全てが分かるわけではありません。ただ、あとは情報量だけの問題だけだと感じるレベルには達しています。本質を押えればあとは暗記と調査を繰り返すだけです。といっても、情報技術の全てを修めているわけではありません。私も分からない領域があります。情報技術やいくつかの領域に分かれており、その領域を探るには他の分野の学問の知識がいるのです。
 情報技術は実に奥が深いです。全ての学問を合わせたほど範囲が広いです。それもそのはず、「情報」技術なのですからその集合は無限です。人間は脳で情報処理しています。ならば、全ての知識が情報であり、情報技術の集合は人間の知識そのものだと言えます。といっても、全ての学問が奥深いです。自然数で数直線をみると穴だらけですが、整数、有理数、実数、複素数と視点そのものを変えれば、より深いものが見えてきます。つまり、人間の視点により、全てのものは無限なのです。無限の前には、進化が早いなんて言葉は意味をなしません。
 何を言いたいのかと言いますと、全ては自分の心掛け次第だという事です。何かを速く感じるのも人の心。何かを遅く感じるのも人の心。世界の真理はただそこにあり、人間がそれを見るかどうかなのです。ならば、新しい知識を拒む理由なんて何もありません。無限に広がる世界の真理の前には人は等しく無知です。無知を恐れて変化を否定する人がいますが、もともと人は無知なのですから恐れることなど何もありません。「無知を楽しみ知識を欲する」その心さえあれば、その人は技術者であり続け、人生が豊かになります。
 さあ、今日も無知を楽しもう♪
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Author:インドリ
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コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
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