スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初心者のためのC#プログラミング本格入門85 - 内部クラスを使って可読性を上げよう

 この記事は、初心者のためのC#プログラミング本格入門84の続きです。前回は今までの復習をしました。今回は内部クラスを解説します。
 前回の新しいテストプログラムができましたが、式と正しい値が離れていて不便でした。これはちょっとした不便ですが、それを見逃さないのがプログラミング上達の道です。式と値をセットで記述するとくれば、読者が思いつくのはタプルでしょう。しかしタプル(System.Tuple)はプロパティがItem1とかなので読み難いです。テストを書いて間もないころだと覚えているでしょうが、1年経ってからプログラムを見ると意味が分からないかもしれません。
 System.Tupleよりも読みやすいのはクラスですが、下手にクラスを量産すると余計に読み難くなります。何故ならば、他のプログラムから「見えてしまう」からです。ならば他のプログラムから見えないクラスが定義できれば便利です。それを可能とするのが内部クラスです。
 内部クラスというのは、クラスの内部に定義できるクラスです。実際に見てみれば分かると思います。

class MultiAnalyzerTest : Test
{
    //関係のないプログラムは省略・・・
    
    //複数の式の計算処理をチェック
    private class TestData
    {
        //式
        private string m_exp;
        public string Expression { get { return this.m_exp; } }

        //値
        private int m_value;
        public int RightValue { get { return this.m_value; } }

        //式と値を設定
        public TestData( string expression, int rightValue )
        {
            this.m_exp = expression;
            this.m_value = rightValue;
        }
    }
    public void CalculateMultiExpression()
    {
        TestData[] tests = new TestData[]
        {
            //基本チェック
            new TestData( "( + 1 2 ) + 3", ( 1 + 2 ) + 3 ),
            new TestData( "( + 1 2 ) * 3", ( 1 + 2) * 3 ),
            new TestData( "( + 1 2 ) - 3", ( 1 + 2 ) - 3 ),
            new TestData( "( + 1 2 ) / 3", ( 1 + 2 ) / 3 ),
            //演算の順番チェック
            new TestData( "( + 3 4 ) + 3", ( 3 + 4 ) + 3 ),
            new TestData( "( + 3 4 ) * 3", ( 3 + 4 ) * 3 ),
            new TestData( "( + 3 4 ) - 3", ( 3 + 4 ) - 3 ),
            new TestData( "( * 3 4 ) / 3", ( 3 * 4 ) / 3 )

        };
        foreach ( TestData test in tests )
        {
            CalculateMultiExpression(
                test.Expression, test.RightValue );
        }
    }
}

前回のプログラムと比べると、だいぶ読みやすくなりました。内部クラスは「private class TestData」の部分です。クラス定義内でクラスを定義しています。これが内部クラスの書き方です。ただし内部クラスは必ずしもprivateにする必要はありません。ですが、publicにすると違うプログラムからアクセス出来てしまいます。それを有効利用するのは内部クラスの違う使用目的であり、今回の話題とは別のプログラミングテクニックなので、今のところは気にしないでください。
 何度か書いていますが、C#はプログラムが読みやすくなる工夫がされているので、ちょっと気になったら新しい文法を調べましょう。そうすれば、ぐんぐんとプログラミングが上達します。
スポンサーサイト

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
一、言いがかかり等の行為を禁止します。
一、その他常識的に考えて迷惑なコメントはしないで下さい。


以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



利用上の注意
ここに紹介してある文章およびプログラムコードは正確であるように心がけておりますが、内容を保証するものではありません。当サイトの内容によって生じた損害については、一切の責任を負いませんので御了承ください。


執筆したCodeZineの記事


【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

  1. VB.NETで仮想CPUを作ろう
  2. レジスタの実装
  3. 仮想CPUのGUI化
  4. テストドライバの改良
  5. CPUの基礎動作の実装
  6. MOV命令の実装
  7. ADD命令実装
  8. SUB命令実装
  9. INC命令&DEC命令の実装と命令長
  10. MLU命令の実装とModR/Mについて
  11. DIV命令の実装とイベント設計について
  12. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう!
  13. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(前半)
  14. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(後半)


【仮想ネットワーク実装でTCP/IPを学ぼう】
  1. TCP/IPの基礎と勘所
  2. ネットワークアクセス層の勘所
  3. インターネット層の勘所
  4. トランスポート層の勘所
  5. アプリケーション層の勘所
  6. セキュリティの基礎と仮想ネットワークの仕様
  7. GDI+と独自プロトコルの定義



【並列化】
インテル Parallel Studioを使って並列化プログラミングを試してみた
並列プログラミングの効率的なデバッグを実現する「Parallel Inspector」


【TBBシリーズ】
  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
  2. インテルTBBから学ぶループの並列化
  3. スレッドセーフとインテルTBBのコンテナ
  4. インテルTBBのスレッドクラス


【OpenMPシリーズ】
  1. OpenMPの基礎構文
  2. OpenMPの実行時ライブラリと並列ループ
  3. OpenMPのメモリモデルとfork- joinモデル

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Ada (9)
COBOL (5)
C (9)
C++ (11)
C# (370)
D (25)
Java (8)
Perl (1)
Ruby (14)
PHP (2)
Boo (2)
Cobra (2)
LISP (6)
F# (33)
HTML (0)
XHTML (0)
CSS (0)
XML (0)
XSLT (0)
Scala (4)
WPF (0)
WF (2)
WCF (0)
LINQ (4)
MONO (5)
Linux (0)
MySQL (0)
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。