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VBプログラマーを駄目プログラマーと言わせない 第4回ー抽象化を使いこなそう

 この記事は、第3回ープログラムの絡みを断ち切ろうの続きです。前回は、標準モジュールの悪習を直すために、プロパティを賢く使用する方法を書きました。今回は、コンパイラオプションに関する悪習について書きます。
 VBプログラマーが他言語プログラマーから指摘されるのは、型に関するルーズさです。VB7よりも前のヴァージョンでは、結構な頻度でVariant型が使用されていました。現在この型に該当するのは Object型です。Variant型(Object型)を多用するスタイルは、オブジェクト指向プログラミングでは受け入れられません。しかし、VB文化の名残でコンパイラオプションの既定値に問題があります。
 型宣言の曖昧さを許すOption Explicitと、型変換の曖昧さを許すOption Strictは、それぞれOnにしないと、曖昧さをもちこんでしまいます。もちろん、曖昧さを徹底的に拒否しているのではありません。曖昧が故に、VBのプログラミングスタイルは自由でした。人間の長所は物事を抽象的に捉える能力です。VBは物事を抽象化する能力を最大限に活かす文化を持っていました。なんでも厳密にすればいいと言うものではありません。
 オブジェクト指向プログラミングの研究が進み、型に関する物の見方にバリエーションが必要だと広く認識されています。スクリプト言語が型にルーズなのにもちゃんとした理由があります。使い捨てプログラムにとって、型に厳密に従うメリットが少ないのです。また、高度な抽象性が必要なプログラムにとって、型が邪魔をする場合もあります。厳密なだけが能ではありません。
 では何故VBのコンパイラオプションを変えるのかと言いますと、抽象化は使う場面が重要だからです。抽象化はルーズさと等価ではありません。使い方を誤れば、プロジェクトを破綻します。開発規模が大きくなるにつれて、曖昧さがバグを増殖させます。強力な機能は慎重に使わねばならないのです。
 動的型言語との連携とLINQの本格サポートを目的に、C#にローカル型の推論機能が追加された事からもわかるように、古くからVBが持っていた暗黙の型に関する文化は力となりえます。しかし、強力な機能や技法を考えもなく乱用していると、ただのルーズなプログラマーと呼ばれてしまいます。他言語のプログラマーから非難されても仕方がありません。VBの文化が培ったプログラミングを最大限に生かし、VBプログラマーの価値を高めましょう。続く...
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テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

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