スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初心者のためのC#プログラミング本格入門101 - 詳細を意識しないで済む状態にしよう

 この記事は、初心者のためのC#プログラミング本格入門100の続きです。前回は、今後必要となるテストの技法を解説しました。今回は、テストとオブジェクト指向の関係について解説します。
 今度もテストから始めます。ある程度機能が整ってきたので、今度は耐久テストを行います。耐久テストというのは、ある程度無茶な使い方をしても正常に処理されるのかをチェックするテストです。オブジェクトを使う人は通常、オブジェクト内部を意識しませんから、想定外の使い方をされても大丈夫なようにプログラミングしておかねばなりません。それは、他人のためだけにする行為ではありません。
 詳細を知っておかないと使えないオブジェクトは、使い勝手が非常に悪いです。たとえ自分がプログラミングしたオブジェクトであっても、永遠に詳細まで覚えておくことなど不可能に近いです。従って、将来の自分のためにも詳細を知らないでもよい作り方をしておくのが賢明だといえます。
 具体例を挙げて解説します。まずは、テストプログラムを改良し、ちょっと無茶な使い方を試してみましょう。

class SimpleListTest : Test
{
    //他のプログラムは省略しています。
    public void AddElementCheck()
    {
        base.Execute();
        for ( int i = 0 ; i < 10000 ; ++i ) {
            this.target.Add( i );
            int result = this.target[ i ];
            if ( result != i ) {
                string message = "予期せぬ値が返されました。" +
                    "予想値:" + i +
                    " 返された値" + result;
                base.Error( message );
            }
        }
    }
}

きっと、1万個も追加するとは思っていないでしょう。しかし、そういった盲点にバグは生まれます。テストを実行すると案の定、プログラムが止まってしまいます。プログラムが止まったら、デバッガが表示する情報を見てみましょう。配列の範囲外にアクセスしていることが問題だと分かります。
 配列の要素数が10個になっているのが目に見える問題です。だったら、2万個ほど確保しておけばいいと、考える人がいるかもしれません。しかし、問題は数だけではありません。どれだけ確保しても、それ以上の要素を追加する人が居るかもしれません。もし前提があると、「このオブジェクトは2万個までしか追加できないぞ」などと注意せねばなりません。非常に面倒です。それに加えて、常に無数の要素を追加したいわけではありません。初めから何万個も確保しようとせず、少量だけ用意しておき、後で何個でも追加できるようにしておくほうが便利ではないでしょうか?
 何個でも追加できるように簡単に変更できます。

partial class SimpleList 
{
    //他のプログラムは省略しています。
    public void Add( int value )
    {
        ++this.insertIndex;
        if ( this.insertIndex == this.data.Length )
        {
            this.data = new int[ this.data.Length * 2 ];
        }
        this.data[ this.insertIndex ] = value;
    }
}

ただしこのプログラム、大きな問題があります。テストを改良して自分で発見してください。続く...
スポンサーサイト

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
一、言いがかかり等の行為を禁止します。
一、その他常識的に考えて迷惑なコメントはしないで下さい。


以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



利用上の注意
ここに紹介してある文章およびプログラムコードは正確であるように心がけておりますが、内容を保証するものではありません。当サイトの内容によって生じた損害については、一切の責任を負いませんので御了承ください。


執筆したCodeZineの記事


【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

  1. VB.NETで仮想CPUを作ろう
  2. レジスタの実装
  3. 仮想CPUのGUI化
  4. テストドライバの改良
  5. CPUの基礎動作の実装
  6. MOV命令の実装
  7. ADD命令実装
  8. SUB命令実装
  9. INC命令&DEC命令の実装と命令長
  10. MLU命令の実装とModR/Mについて
  11. DIV命令の実装とイベント設計について
  12. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう!
  13. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(前半)
  14. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(後半)


【仮想ネットワーク実装でTCP/IPを学ぼう】
  1. TCP/IPの基礎と勘所
  2. ネットワークアクセス層の勘所
  3. インターネット層の勘所
  4. トランスポート層の勘所
  5. アプリケーション層の勘所
  6. セキュリティの基礎と仮想ネットワークの仕様
  7. GDI+と独自プロトコルの定義



【並列化】
インテル Parallel Studioを使って並列化プログラミングを試してみた
並列プログラミングの効率的なデバッグを実現する「Parallel Inspector」


【TBBシリーズ】
  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
  2. インテルTBBから学ぶループの並列化
  3. スレッドセーフとインテルTBBのコンテナ
  4. インテルTBBのスレッドクラス


【OpenMPシリーズ】
  1. OpenMPの基礎構文
  2. OpenMPの実行時ライブラリと並列ループ
  3. OpenMPのメモリモデルとfork- joinモデル

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Ada (9)
COBOL (5)
C (9)
C++ (11)
C# (370)
D (25)
Java (8)
Perl (1)
Ruby (14)
PHP (2)
Boo (2)
Cobra (2)
LISP (6)
F# (33)
HTML (0)
XHTML (0)
CSS (0)
XML (0)
XSLT (0)
Scala (4)
WPF (0)
WF (2)
WCF (0)
LINQ (4)
MONO (5)
Linux (0)
MySQL (0)
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。