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初心者のためのC#プログラミング本格入門111 - 例外処理の動きを知ろう

 この記事は、初心者のためのC#プログラミング本格入門110の続きです。前回は、テストプログラムをチェックする方法を解説しました。今回は、例外処理についての解説を進めます。
 前回、例外をキャッチする準備を整えたので、今まで作ったテストプログラムを修正して、テスト失敗時に例外をスローするようにしましょう。一例を挙げますので、それを参考にしてください。

//例外をスローするようにする
public void OneElementAdd()
{
    //テキトーに要素を追加して確認してみよう
    base.Execute();
    this.target = new SimpleList();
    int value = 10;
    this.target.Add( value );

    //要素の数が増えているはず
    if ( this.target.Count != 1 ) {
        string message = "要素追加後の要素数が間違っています。" +
            "追加処理が正しく行われていません。" +
            "予想値:1 返却値: " +
            this.target.Count;
        throw new TestFail( message );
    }

    //追加した要素は取り出せるはず
    if ( this.target[ 0 ] != value ) {
        string message = "正しく値が追加されていません。" +
            "予想値:" + value +
            " 結果:" + this.target[ 0 ];
        throw new TestFail( message );
    }
}

テストプログラムの修正が終わったら、テストを実行してください。違和感がありませんか?テスト件数をよく見てください。テスト件数が減っています。おまけに、予想されるエラーメッセージの多くが表示されていません。それらの事実からわかると思いますが、テストが実行されていません。何が問題なのでしょうか?
 その答えは、例外処理の動作にあります。例外処理は、例外がスローされると、キャッチするプログラムまで飛びます。それ故に、実行されないプログラムが出てくるのです。

public override void ExecuteAllTest()
{
    try {
        //ここでテストが失敗すると、
        this.OneElementAdd( );
        
        //ここからは実行されない
        this.CurrentTest( );
        this.AddElementCheck( );
        this.ForeEachTest( );
        this.ForeEachTest2( );
        this.OneElementRemove( );
        this.EnumeratorWhenRemoveElement( );
    } catch ( TestFail e ) {
        //テストが失敗したらこの行を実行
        base.Error( e.Message );
    }
}

 ここで問題となるのは、全てのテストが実行されない事です。1つのテストが失敗したら、それ以降のテストを実行しないという動きは、色々な問題が生じます。例えば、1か所だけ間違っているのか、複数個所間違っているのかが分かりません。なんにせよ、テストで混乱が生じるのは好ましいことではありません。
 例外処理をマスターするには、今回紹介した「プログラムの動き」を理解する必要があります。プログラミングを文法の暗記だと勘違いしている人が多くいます。しかし、プログラミングの学習は文法を暗記する事ではなく、こうしたプログラムの動きを理解する事です。プログラミングに期末試験はありません。文法をド忘れたら、専門書やインターネットなどで文法を調べてもよいのです。暗記することにほとんど意味はありません。本質を理解する事が学習なのです。
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ジャンル : コンピュータ

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色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
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