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C#文法リファレンス - 動的型

概要
 通常はコンパイラ時に行う型チェックをせず、実行時に型を決定します。

使用に適した状況
 IronPython、IronRubyといった他の動的型言語や、COMとやり取りをしたい場合に最適です。演算子を使用したいジェネリック型にも向いています。簡単にリフレクションプログラミングをしたい場合も使用するとよいでしょう。

サンプル

/*----------------------------------------------------
 * 
 *  動的型
 *  
 ----------------------------------------------------*/
using System;
class DynamicType
{
    static void Main()
    {
        //動的型の名前を調べる
        dynamic i = 10; //ローカル変数として使用可能
        Console.WriteLine( "動的型の名前「{0}」", i.GetType().Name );
        Console.WriteLine();

        //型は動的に決まる
        Console.WriteLine( "DateTime.Nowをコンストラクタに渡した場合・・・" );
        Sample obj = new Sample( DateTime.Now );
        Console.WriteLine( "動的型の名前「{0}」", obj.Method().GetType().Name );

        Console.WriteLine( "longをコンストラクタに渡した場合・・・" );
        Sample obj1 = new Sample( 100L );
        Console.WriteLine( "動的型の名前「{0}」", obj1.Method().GetType().Name );
        Console.WriteLine();

        //存在しないメソッドを呼び出す
        Console.WriteLine( "存在しないメソッドを呼び出します・・・" );
        try {
            dynamic x = 10;
            x.Method( );
        } catch ( Microsoft.CSharp.RuntimeBinder.RuntimeBinderException e ) {
            Console.WriteLine( "例外{0}が発生しました。", e.GetType( ).FullName );
        }
        Console.WriteLine( );

        //演算子も使用できる
        int value1 = 10;
        Sample v1 = new Sample( value1 );
        int value2 = 20;
        v1.Add( value2 );
        Console.WriteLine( "加算演算子を実行します。\n{0} + {1} = {2}", 
            value1, value2, v1.Method());
        Console.WriteLine( );

        //終了
        Console.ReadLine( );
    }
}

class Sample
{
   dynamic value; //フィールドとして指定可能

    public Sample( dynamic value ) //パラメータにも指定可能
    {
        this.value = value;
    }

   //戻り値の型としても使用可能
    public dynamic Method( )
    {
        return value;
    }

    //演算子を使用できる
    public void Add( dynamic value )
    {
        this.value += value;
    }
}


文法
 本来型を指定するべきところでdynamicキーワードを指定します。具体的には、戻り値の型、パラメーターの蚊、フィールドの型などです。

解説
 本来C#は静的型システムです。静的型システムは、実行前に簡単な間違いがわかり、パフォーマンスが良いコードを生成します。しかしながら現実は、常にそれが最適と言えません。ちょっとしたプログラムを手早く確かめたい場合、静的型システムでは、いちいち型を指定しなければならないので、不便さを感じる場合もあるでしょう。また、動的型言語やCOMといった技術と連携した場合、厳密に型を指定するのは困難です。そうした場合、動的型を使用すると、C#の力と動的型システムの力の両方が得られます。
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http://twitter.com/indori
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