Team Foundation Serverの403エラーで悩んだら
Team Foundation Serverは、アジャイル開発をするのに必須のアイテムだといってもいいでしょう。なおかつ、アジャイル開発をしない人にも役立つ優れものです。そんな便利なTeam Foundation Serverですが、日本語の資料がなくても困っている人が多いと思います。だから今回はよくあるエラーの403について書きます。
Team Foundation Serverを使っていると誰しも遭遇すると思うのですが、403のエラーは結構戸惑いますよね。私も遭遇した時戸惑いました。特にWindowsや開発環境のバージョンが上がってから目をすることが多くなっています。何故ならば、403はセキュリティ関係のエラーだからです。
403というエラーコードは、必要とされている権限がないとき発生します。ですから、403を目にしたとき、まずはセキュリティの資格情報について考えましょう。しかも、Team Foundation Serverを使っているときの多くのケースは、発生場所がIISです。IISのセキュリティ権限をチェックしましょう。簡単な権限設定ならば多くの人が解決すると思うので、これから、その中でもちょっとややこしい設定を書きます。
難しいのはスクリプトの実行権限です。設定するための画面が遠くて苦労します。その順番は、コントロールパネル → 管理ツール → インターネットインフォーメーションサービス(IIS)マネージャー → ハンドラーマッピング → 機能のアクセス許可 → スクリプト です。ここまで来たら、後は実行権限を与えるか考えるだけです。目標に至るまで画面遷移が長くて大変ですが頑張ろう。
ところで、何故エラーメッセージがあれほど簡潔で分かりにくいのでしょうか?疑問に感じたり、怒りを覚えたりした人もいるかと思います。それは、セキュリティ的な理由があります。エラーメッセージを詳細にすると、クラッカーに攻撃するための情報を与える羽目になります。だから、セキュリティ関係のエラーは、マイクロソフト社のものに限らず、そっけないものになるのです。この辺は、すごくデリケートで、セキュリティを考える側にとって、頭が痛い問題です。ですから、怒ったら駄目です。業務システムを開発する側は、このセキュリティ事情をユーザーに必ず伝えるべきです。教えておかないとトラブルのもとになります。システムを開発する際は気を付けてください。