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F#文法リファレンス - 関数を返す高階関数

概要
 関数を値として扱う関数を高階関数と呼びます。値としての函数である関数値は、引数として指定することもできますし、呼び出し元へ返すこともできます。この記事は関数を返す高階関数についての記述です。

使用に適した状況
 関数に共通したパターンがあり、抽象化できるときに使用するとよいでしょう。関数を抽象化すると、似た定義の関数の増加を防ぎ、より柔軟なプログラミングが可能となります。

サンプル

(*----------------------------------------------

    高階関数 : 関数を返す関数

----------------------------------------------*)

//演算関数を返す高階関数
let operation ( x : char ) : ( int -> int -> int) = 
  match x with
    | '+' -> ( fun y z -> y + z )
    | '-' -> ( fun y z -> y - z )
    | '*' -> ( fun y z -> y * z )
    | '/' -> ( fun y z -> y / z )
    | _ -> raise <| 
            new System.ArgumentException( x.ToString() + "は対応していません。" )

//高階関数を試すためのヘルパー関数
let applyOpe ope =
  let x = 10
  let y = 2
  let pf = operation( ope )
  let r =  pf x y
  printfn "%d %c %d = %d" x ope y r

//各種演算を試す
applyOpe '+' |> ignore
applyOpe '-' |> ignore
applyOpe '*' |> ignore
applyOpe '/' |> ignore


文法
 関数値を返す高階関数は特別な文法を持ちません。関数値を戻り値とする関数を定義すると、関数を返す高階関数を定義できます。

解説
 プログラミングの基本は、物事を抽象化して考える事です。関数も例外ではありません。従来の命令型プログラミングに慣れている人は、一般にデータだけを抽象化して考える傾向がありますが、関数も抽象化して考えられます。具体的に言うと、サンプルで示した演算子ように、一部のプログラムだけ違う関数は沢山あります。それらの関数を抽象化して考える事により、プログラミング可能な領域と発想が広がります
 関数値を返す高階関数は実に強力です。始めは違和感を覚えるかもしれませんが、慣れれば関数を抽象化して考えるのが当たり前になります。その状態になったとき、貴方のプログラミング力が一段階上がっていると言えると思います。
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テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

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http://twitter.com/indori
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