ネタつつき165 - チーム開発と個人開発の違い
私は一人でシステムを作る際には、一切の無駄を省き全てを並列処理します。ソフトウェア工学では、開発工程が提唱されていますが、全てを並列的にするのでほとんど関係ありません。お客様に、いち早く高品質なシステムを届ける事しか考えません。学問と実務には乖離があり、教科書通りに仕事を進めるよりも、最大限のパフォーマンスを発揮する独自の方法をやった方が目的に適っています。自分というリソースを最大限に発揮することを考えています。
一方、チーム開発ではそんなことはしません。何故ならば、チームでは個人の力を発揮する方法ではなく、他の人が力を発揮できるように考えるからです。チーム開発で、各々が個人的な方法で仕事を進めれば、一体どうなるでしょうか?おそらく、最悪のシステムが出来上がるか、システムが完成する前にプロジェクトが終わるでしょう。自分ではなく、周りのリソースを最大限に発揮することを考えなくてはなりません。
個人とチームの違いは、力の使い方にあるといっても過言ではないでしょう。一人でするときは、個人の力を発揮したほうが良い商品が出来上がります。しかし、チームで開発するときは、他の人の力を発揮する方が良い商品が出来上がります。システムという同じものを来るのですから、仕事は同じだと考えられがちです。しかしながら、実際は力の使い方が異なります。
この事は今回に限った話ではありません。何をするにしても、性質を見極め、その性質にあった方法を試すのが一番です。自分のエゴを捨て、思考の幅を広げましょう。そうすれば、何事も上手くいくでしょう。