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ネタつつき178 - なぜ成功者は若者の能力不足だといいたがるか考察した

 朝まで生テレビを見ていると、いつも成功者の「それは若者の努力不足だ。」と根性論を言いたがります。今日この番組を見て、面白かったのでこの理由を分析することにしました。
 私は一応自営業者なので、経営者の心理は少々わかります。そして、お客様も経営者なので、こういう性格の人ともよく会います、きっと、若者がテレビで見たとき、すごく印象が悪いと思いますが、実際会って話しをすると悪い人ではありません。それどころか、好ましい人物であるときが大半です。では、何故、頭から否定するのでしょうか?それは、親切心と自己肯定意識が要因だと私は思います。
 ああいう成功した人は、本当に苦労している人がほとんどです。彼ら/彼女らは、寝る暇を惜しんで、経営の事だけを考え、全てをなげうって成功しています。ですから、努力家で実力があります。不断の努力に裏付けされた実力によって成功しているので、運に左右されるという物事が理解できません。
 一方、私の方は決して成功者ではありません。一応自営業をしていますが、敗北者と言った方がよいでしょう。複数のブラック企業の企業犯罪を受け、人生をぼろぼろにされつつ、何とか生きている状態です。ですから、成功していない人の気持ちがよくわかります。日本には不合理な事が良くあり、無茶苦茶な国家システムなので、運が悪ければ努力や実力ではどうにもなりません。私はまだ運が良い方で、死ぬ可能性も十分に考えられます。実力や努力云々の次元ではありません。ブラック企業の経営者たちは、そういった能力がある努力家の生き血をすすって生きています。いいカモが居るとしか思いません。彼らと出会ったら生きているだけで幸運です。
 しかし、先ほど言ったように、成功した経営者は、必死で努力し、その結果成功しています。本人は運の要素を全く考えていません。ですから、彼らは親切心で「運なんて関係がない。努力すればきっと報われる。」と本気で信じて語っています。もちろん、彼ら/彼女らには実力がありますし、ブラック企業に遭遇するような人生のトラップに遭遇していないので、そういう事象を体験していません。それで、そういう日本社会に存在する、死のトラップを理解できないのです。もし死のトラップに出会っていれば、成功者になっていません。それ故に、成功者は失敗者の状況を真に理解できません。
 それに加えて、成功者の方々は、合理主義なので、ブラック企業を経営するような、犯罪者の心理がわかりません。普通の経営者と、犯罪者の心理は大きく異なりますが、ブラック企業の経営者と聞くと、同じ経営者としてそのような事をするのが信じられません。そのような不合理な事をして、儲かるわけはないと理論的に考えます。
 しかしながら、犯罪者の考えは不合理そのもので、無茶苦茶な手法で稼ぐことが前提の異次元な思考形態をしています。理性的な経営者である成功者たちは、普通の市場ならば許されない行為なので、成功者はそれがまかり通るのが信じられないのでしょう。しかしながら、日本の社会システムは、建前上自由資本主義なのですが、実際はそうではありません。例えるならば日本は壊れたOSです。成功者は壊れたアプリケーション(ブラック企業)の動作を理解できません。
 さらに、成功者にとって、商売が運で左右されるという事実を受け入れがたいものだと考えます。何故ならば、それは自己否定だと受け取るからです。「自分は成功したのは運ではない。運がないのではなく努力が足りないからだ。そうでなければ、私が運だけで成功したみたいじゃないか。」と。実際彼ら/彼女らには実力があります。しかし、不合理なシステムにより失敗する人もまた、同時に存在するだけです。本当は成功者の実力を否定するものではないのですが、合理的に考える人には、同時に存在する事象が矛盾していると考えます。
 日本市場はゲーデルの第一不完全性定理が成り立つ不思議な建前上自由経済市場です。その存在自体が矛盾しているので、矛盾からはどんな答えでも出ます。合理主義者とは相いれない、不完全でいい加減な代物です。
 成功者の言葉は、不合理な日本の国家システムの前に敗れ去った者には、「上から目線の傲慢な意見だ。」と感じるでしょう。しかし、彼らが生きている世界では成り立っています。従って、「そんなこともあるんだな。」と素直に聞くとよいと思います。今現在、不合理な状態に置かれていても、運命の歯車が合えば、成功者の合理的な言葉は役に立ちます。覚えておいて損はありません。
 こういった討論番組を見ると、やはり日本人はコミュニケーション能力が足りないと思います。互いに自分の立場でしか意見を言わない。相手の立場では現実である事を想定し、それを踏まえた上で、自分の意見も述べればいい。それができないので、平行線に終わります。互いに良心的に考えているのに悲しいことです。
 相手の立場を想像する力を養い、相手の土壌の中で真理を語り合えるのがコミュニケーションの理想です。かくいう私も職人肌なので、コミュニケーションは苦手です。私自身も日々理想的なコミュニケーションを目指して頑張っています。
 日本に真のコミュニケーションが訪れ、過去の日本は不合理な事が沢山あったよねと、笑い話になることを願っています。
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