スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ネタつつき182 - ブラック企業の詐欺論法に騙されるな

 ブラック企業の経営者たちは、様々な詐欺論法を繰り出してきます。それに騙される日本人が多いので、彼らの言い訳を理論的に検証することにしました。
 ここ最近、一番多いのが「若者が悪い」です。いつの時代も人は若者が悪いといいたがります。古代エジプト時代からそれは続いています。その心理をつき、ブラック企業の経営者たちは世間を騙します。
 ここで、この言葉を理論的に分析してみましょう。そもそも「若者」などといった曖昧な分類に意味がありません。「若者」の正確な定義は何でしょうか?仮にあるとして、全ての若者に同じ性質があるといえるでしょうか?仮にあったとして、人権を無視したり、人命を軽視してもよいのでしょうか?つまり、本質は人権にあります。若者などといったレッテルとは関係がなく、決して人命を軽視してはなりません。若者というレッテルを張れば何をしてもよいという人は、民主主義国家日本にはそぐわない考えの持ち主です。
 次に多いのは「昔は長時間労働が多い。若いときは根性を出して耐えたよ。」です。ブラック企業の問題は、労働時間とあまり関係がありません。議論がすり替えられています。たとえ長期間労働であっても、報酬が正しく支払われ、適切な休息があり、本人が同意していれば問題はありません。しかしながら、ブラック企業はそういった程度を超えて、精神的もしくは肉体的に壊れるまで無理やり働かせます。「俺も若いころは長時間労働した。」などとのんきな事を言っている人は、ブラック企業をなめています。その年まで生きられなくするのが、ブラック企業なのです。人権を無視する行為が問題なのであって、表面的なことに惑わされてはなりません。
 三番目に多いのが「労働賃金を支払っていたら大半の日本企業は倒産する」です。これには色々な問題があります。先ず、そんな非生産的な企業が存続して、社会に貢献するとは思えません。そんな経営しかできない無能な経営者を擁護し、非人道的な労働者つぶしを見逃していては、日本に未来はありません。つぶれるべき会社はつぶす。それが市場経済の基本原則です。長時間労働させなくても、効率的な経営をすれば、違法行為なぞする必要はありません。
 最後は「そんなことでは他国に負ける」です。極論を言えば、私は負けていいと思います。何故ならば、人材を殺して一時的に他国の企業に勝ったところで、麻薬と同じで、一時的効果しかありません。ブラック企業の経営者は、そもそも長く儲ける事を狙っていませんから、長期的展望を持たない企業は、ブラック企業である可能性が高いです。そもそも、コストの低さでしか勝負できない企業は、大したことありません。商売はコストだけで決まる単純なものではありません。コストカットを真面目に考えるのであれば、人をつぶすのではなく、人を成長させて、より効率よく仕事してもらうのが一番です。成長した人はより効率的に働けます。これは商売の基本であり、それを言及しない時点で、ブラック企業の言い訳だと思います。
 これらのことに共通しているのは、「理由をつけて人を奴隷化する行為を正当化する」です。日本には人権というものがあるのですから、表面的な言葉に騙されて同調せずに、人の尊厳を守ることを第一に考えましょう。そうすれば騙されにくくなります。
 ちなみに、経営者として発言すると「人を育てられない経営者は三流以下」です。教育と言っても学校の暗記教育ではありません。そんな低次元の話ではなく、もっと職人的な「業を磨く」行為を指しています。新入社員に超人的能力を求める企業は、頭がおかしいといってもよいでしょう。何も知らない人を、「業務を続けていたら一人前になっていた」と思わせる仕組みを作るのが経営者の仕事です。それができないのであれば、その人は経営者を止めるべきです。
 日本は武家社会の考えをいまだに持っており、上下意識が高く、位が上のものを評価するという発想がありません。しかしながら、商売の世界は宗教ではありません。もっと合理的に、全ての役割を冷静に評価し、位に関係なく、駄目なものは駄目だとはっきり判断できない企業は、これからの時代その存続を許してはなりません。日本はいつまで武家社会をするつもりなのでしょうか。いい加減に近代化しましょう。それこそ、外国企業に勝てません。日本企業が海外企業に勝てない理由はコストではなく、商売をせずに不合理な宗教的儀式をしているのが原因です。
 騙されやすい世論は、直ぐに自己責任論に流されてしまいます。しかし問題の本質は、労働者の人権と正常な市場ルール作りにあります。レッテルだけで判断せず、本質をよく考えて言動しましょう。そうすれば、自ずと日本の景気は良くなります。
スポンサーサイト

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
一、言いがかかり等の行為を禁止します。
一、その他常識的に考えて迷惑なコメントはしないで下さい。


以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



利用上の注意
ここに紹介してある文章およびプログラムコードは正確であるように心がけておりますが、内容を保証するものではありません。当サイトの内容によって生じた損害については、一切の責任を負いませんので御了承ください。


執筆したCodeZineの記事


【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

  1. VB.NETで仮想CPUを作ろう
  2. レジスタの実装
  3. 仮想CPUのGUI化
  4. テストドライバの改良
  5. CPUの基礎動作の実装
  6. MOV命令の実装
  7. ADD命令実装
  8. SUB命令実装
  9. INC命令&DEC命令の実装と命令長
  10. MLU命令の実装とModR/Mについて
  11. DIV命令の実装とイベント設計について
  12. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう!
  13. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(前半)
  14. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(後半)


【仮想ネットワーク実装でTCP/IPを学ぼう】
  1. TCP/IPの基礎と勘所
  2. ネットワークアクセス層の勘所
  3. インターネット層の勘所
  4. トランスポート層の勘所
  5. アプリケーション層の勘所
  6. セキュリティの基礎と仮想ネットワークの仕様
  7. GDI+と独自プロトコルの定義



【並列化】
インテル Parallel Studioを使って並列化プログラミングを試してみた
並列プログラミングの効率的なデバッグを実現する「Parallel Inspector」


【TBBシリーズ】
  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
  2. インテルTBBから学ぶループの並列化
  3. スレッドセーフとインテルTBBのコンテナ
  4. インテルTBBのスレッドクラス


【OpenMPシリーズ】
  1. OpenMPの基礎構文
  2. OpenMPの実行時ライブラリと並列ループ
  3. OpenMPのメモリモデルとfork- joinモデル

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Ada (9)
COBOL (5)
C (9)
C++ (11)
C# (370)
D (25)
Java (8)
Perl (1)
Ruby (14)
PHP (2)
Boo (2)
Cobra (2)
LISP (6)
F# (33)
HTML (0)
XHTML (0)
CSS (0)
XML (0)
XSLT (0)
Scala (4)
WPF (0)
WF (2)
WCF (0)
LINQ (4)
MONO (5)
Linux (0)
MySQL (0)
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。