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ネタつつき186 - 日本の国家システムのバグの要因は評価と報酬にあり

 私はよく駄目なシステムの代表例として、日本の国家システムを挙げています。理由は、有名で誰でも思い浮かべられ、なおかつ重要性が高いからです。題材としてもってこいです。しかし、解決案を書いていませんでした。問題だというだけでは、システム屋の名が廃るので、解決案を書くことにしました。
 日本の国家システムのバグの元凶は、適切な評価がされない点と、適切な報酬が支払われない点にあります。公務員と政治家の知人がいましたので、ある程度現場の事を知っています。彼らに話しを聞くと、国民全体にとって害になることをする方が儲かる、働いたら負けの2点が問題になっているようです。
 政治家は働いた結果ではなく、位に報酬が支払われるので、選挙と政党の規模(政党助成金)だけで報酬が決まります。選挙と言えば聞こえはいいですが、要するに庶民でいうところの就活です。就活だけで報酬が決まるのですから、当選後も次の就活に力を入れたり、働かないで他の優秀な人の陰に隠れて、仕事をしているふりをするだけで楽して儲かります。真面目な政治家ほど馬鹿を見ます。
 役所も同様です。人事権がある上司の判断だけで報酬が決まるので、天下り法人や利権を作った人が評価される仕組みになっています。真面目に庶民に対して尽くそうとする公僕の鑑ほど、上司から煙たがられて出世しません。この状態では馬鹿らしくて、働いたら負けだと考えても仕方がありません。
 この2つの事例(行政府と立法府)は、報酬と人事評価が正しくなされていない事を示しています。普通の国民にとって不利益となる行為の方が、報酬が高くなる不可思議なシステムなのですから、自然と悪貨が良貨を駆逐してしまいます。
 これは国民側にも問題があります。民主主義国家なのですから、民衆が適切な報酬と評価を考えねばなりません。しかしながら、日本人は昔から「国の仕事はお上がすることで自分は考えたくない」という態度をとります。それ故に、悪がのさばり、国家システムがバグで壊れているのです。
 この解決方法は極めて単純です。消費者である国民が喜ぶことをしたら報酬を与え、逆の事をしたら罰を与えるシステムにすればいいのです。評価と報酬を本人たちに決めさせるから問題が発生します。評価と報酬は、主権者である我々が考えるべきなのです。
 立法府に我々が求めていることは、質の良い法律です。行政府に求めているのは生活の安全です。そこを考えれば、報酬と評価は自然と決まります。外交については、立法府だけにこだわる必要はなく、別の役割を作ることを考えてもよいと思います。
 日本の国家システムは基礎から間違っています。今のままだと、日本が崩壊するのは時間の問題です。それは、誰の目から見ても明らかです。一刻も早く、既存のシステムを直して、我々日本人が幸福な人生を送れる状態になることを願っています。
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