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ネタつつき187 - 大阪都構想の説明文から見える専門分野の説明の落とし穴

 私は依然、大阪都構想について興味を持ち、公式Webページの説明文が分かり難いと発言しました。しかし、そのまま放置すると、社会人としての責任感にかけすぎだと思いましたので、この分かり難いページを改善する方法を考えることにしました。この行為を通じて、専門分野の説明とはどうあるべきかを考えます。
 経営に関して知識を持たない普通の市民は、出だしからおいて行かれると思います。かくいう私も「ニアイズベターでコミュニティの強化と住民サービスの充実を実現」の意味がちょっと分かりませんでした。それで少々悩みました。それで考えた末、おそらく、near is better だと思いました。それで最終的に、空間的もしくは関係性が近い方が良いという事なんだなと解釈しました。「大阪都構想は、大阪が本来持つ能力を生かし成長させるための成長戦略です。今は市という単位で細分化されているけど、ご近所同士なんだから、細かい区分に拘らず仲良くしましょう。そうすれば、温かい大阪になり、自然と住民の生活も充実するよ。」という具合の事を言いたいのだと思いました。
 出だしから私たち一般人を置いて行っているので、次の行でマスメディアの指摘が書かれていますが、それは言われても否定できないなと思いました。かといって、経営戦略の部類の話しをしているので、きっと説明する人も苦心したと思います。特に成長戦略は、未来という不確定要素をはらんでいるので、どうしても歯切れが悪くなってしまいます。かといって、いきなりよくわからない英語と用語を言うのは問題だと思います。経営を知らない人は、成長戦略という概念も知らないと思います。次の項目に移ります。
 次の項目は、ちょっとがっかりしました。「続きはWebで」という感じで、「続きは本で」と言われても・・・困りました。現時点では本を買って読むほど興味を持っていません。かといって、ちょっとぐらい知りたいです。本来大阪が持っている潜在能力を生かし切っていないという趣旨の事を言っていると思うのですが、想像の域を出ません。本の要約を書いてほしかったです。次に移ります。
 次の項目は、責任感があるといっているのだと思います。確かに公約を守って居る政党なんてありません。私も就活生のアピールぐらいにしか思っていません。その共感も手伝って、積極的に公表しているという点に好感を持ちました。だけど、だからこそ、もうちょっと情報が欲しいと思いました。次の項目に移ります。
 この項目は、タウンミーティングのお知らせです。タウンミーティングをしている事に好感が持てますが、やっぱりWeb読者に対しての情報が欲しいと感じました。次に移ります。
 ここからちょっと、私の知的好奇心がくすぐられました。
ーーーーーーーーー引用--------
1)広域行政を現在の大阪府のエリアで一本化する、(2)大阪市内に公選の首長を8から9人置き、住民に身近な行政サービスを担わせる
ここは単純に「おおっ」となりました。知的好奇心をくすぐります。要は、集中化のメリットと分散化のメリットの両方を実現するという事だと思います。これは中々斬新です。
 それだけに、これ以降の情報が足りないです。しかも表現が悪いです。「広域行政ですから、住民の身近なサービスにかかわることではありません。」は住民の印象が悪くなると思います。私の少ない経営知識から言えば、成長戦略が成功するのであれば、身近なサービスこそ変化があるはずです。何故ならば、経営が成功するといいう事は、提供できるサービスの質が良くなるという事だからです。お客様にとって良いサービスを提供できるわけではない、それが経営戦略だという企業はいません。ここは失敗表現だと思います。昨日今日、眼に見えて劇的に良くなるという事はないといいたいのだと思いますが、冒頭から直接的な否定表現を書くのはいただけません。大阪都構想は自分と関係がない考える市民が出てしまいます。本当は関係あるのですから、読者に当事者意識を持ってもらわねばなりません。
 さらに、否定から始まる文章が、一般市民に伝わりにくいと思います。さらに、守銭奴のような印象を与えかねません。経営を知っている人ならば、そういう「外部にサービスを提供する」という視点はよくわかりますし、経営の本道を言っていることがわかります。しかし、経営を考えたことがない多くの人々は、そういうマニアックな事はわかりません。もっと優しく身近な事から語りかける方が良いかと思います。今の文章だと、上から目線の高圧的な印象や、押しつけがましい印象を与えてしまいます。
 区長公選制の項目についても、「知っている人を対象」にしている文章だと思います。私はシステム屋だし、公務員の知り合いがいたのでよくわかりますが、そんな人は一部です。一般市民はそんなことを知らないと思います。そういう前提知識がない多くの人に向けて、「あなたが主役です」と市民に呼びかける姿勢で文章を書く必要があると思います。次に移ります。
 「大阪都構想の意味合い」についても同様の文章表現問題があります。経営の知識がある人は、財源の大切さがわかっているので、「そうだな」の一言で済みます。既存の政治が、やるやる詐欺になってしまっているのは財源が確保できないからだという事を、丁寧に説明したほうがいいかと思います。大阪維新の会が実現性のある、やるやる詐欺で終わらない政党だともっとアピールする必要があるかと思います。言いたいことはいいのに、すごく歯がゆい思いがしました。次に移ります。
 「成長戦略としての大阪都構想」については、文章の表現問題が蓄積されています。今までわからない説明を読んだ人は、クライマックス感が伝わらないと思います。経営を知っている人は、胸躍る場面ですが、経営の知識がない人が読んだら、読み流してしまう危険性が高いです。実に残念です。次に移ります。
 「大阪都構想は大阪再生の第一歩」もまた実に残念です。今までの政党のように「俺が利益誘導してやる」ではなく、「貴方たち市民が暮らしを変える」という本懐が伝わらないと思います。私はそう言いたいんだろうなと思いましたが、それはマニアックな知識を持った専門家だからです。システム屋なんてしている人、割合的には凄く少ないと思います。大阪に何人システム屋もしくはそれと同様の知識を持った人が居るのでしょうか?世界は広くて、色々な特技・感性・知識を持った人が居ます。限られた人にしか伝わらないのは重大な問題です。私自身は、結構いいこと言っていると思うのですが、それが伝わるとは思えません。
 勘違いされないように明言しておきますが、このWebページが特別下手なのではありません。そういった文章を山ほど見てきました。加えて、もともと研究者だった私は、それが原因でお客様に「君の言っていることがわからない」と何度も怒られました。読者対象は「一般市民」です。読者対象に合わせて、文章を練らないと駄目です。ほとんどの人は、集会に行ったり、本を買ったりするほど興味を持ちません。それらの「興味を持たない人を、いかにして興味を持たせるのか」それが一番大切です。これはコミュニケーション全てに当てはまります。我々技術者はこういった間違えを起こしやすいので、特に注意しなくてはなりません。
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