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ネタつつき188 - 大阪都構想から学ぶ新規プロジェクトの進め方

 大阪都構想というプロジェクトは、一般の情報システムと類似する部分が多く、題材としてもってこいです。そこで今回は、大阪都構想から見えるシステムの移行問題について述べます。
 新規プロジェクトで一番問題になるのは何でしょうか?機能でしょうか?いえ、そうではありません。利用者とプロジェクト移行に反対する既得権益者の反抗です。人間には保守的な側面があり、特に日本は保守的な人が多いです。新しい事をすると意だけで、脊髄反応で反対する人々がいます。その反対する人々を説得するのが一番難しいのです。
 機能、メリットといったことは、一番重要だと捉えられがちですが、それは必要最低限の要件にすぎません。古いシステムよりも良いシステムを提案するのは当然であり、それが問題になるようであればお話になりません。問題は機能が良くメリットがある新しいものをどうやって実行するのかです。
 人が古いものに対して抵抗する理由は、「未知なるものへの恐怖心」です。これは動物的な本能であり、どうしようもありません。従って、恐怖を感じて抵抗するのを前提に、新しいプロジェクトを実行せねばなりません。
 ここで、参考になるのが大阪都構想です。このプロジェクトは、私の見たところ、残念ながら進捗状況が芳しくありません。Webでの表現が不適切だという広告的な要因大きいですが、根本は根源的な抵抗意識を払拭できていない所にあると私は考えています。
 まずは既得権益者について考えてみましょう。彼らは既存のシステムで甘い蜜を吸っているので当然抵抗します。これは多くの人にとって、好ましくありません。現状維持は変化の時代において罪だとさえいえるので、不愉快な存在だといえるでしょう。しかしながら、人間という動物が取る習性であるのもまた事実です。その人間の弱さを、ある程度許容しない事には、話は前に進みません。ある程度妥協する姿勢が必要です。
 注意するべきなのは「妥協点」です。妥協しすぎれば、新システムそのものを破壊してしまいます。そこでキーとなるのが、抵抗する既存システムの利用者の存在です。
 新しいシステムに抵抗する、既存システムの利用者は、その多くが恐怖心で脊髄反応的に抵抗しています。従って、彼らが守りたいものを見極めなければなりません。それさえわかれば、意外と問題は解決します。今まで私はそうやって、新プロジェクトを歓迎してもらいました。彼らが一度賛成派に回ると、力強い味方になります。彼らの守りたいものを守り、それに加えてメリットを提示すれば、彼らは力強い味方になるのです。
 既得権益者は不当に利益を要求することが多々あります。古いシステムを維持することによる不都合を、既存システムの利用者に押し付け、甘い蜜を吸い続けています。その点を、利用者に説明できれば、不当に利益を要求する既得権益者の行動を防ぐことができます。
 しかしながら、物事は攻撃すればいいというものではありません。彼らもある程度メリットを、提供してくれていたのですから、一定の敬意を払って痛みを少なくしなければなりません。既得権益者にもいろいろな人がおり、デメリットを軽減し、精神的なメリットを与えれば、素直に賛成してくれる可能性も大いにあります。
 大切なのは、これらの情報を事実のままにオープンする事です。狭い範囲でプロジェクトを進めると、一向に進展がありません。プロジェクトを加速させる力を、外部の観客に求める必要があります。
 最後に私が言いたいのは、「押し付けるだけでは駄目」だという事です。利用者と既得権益者の心を満たさねばなりません。例えると「北風と太陽」です。厳しい現実を突きつけつつ、暖かく人を導かねばなりません。その点が維新の会に欠けているものだと思います。この事を念頭に置き、大阪都構想の騒ぎを見れば、多くの事が学べます。攻撃性が強すぎるものの、橋下氏本人はうまく立ち回っています。ですが、それを支えるスタッフが少ないことが見受けられます。そこに、大阪の病巣の深さが垣間見れます。その病巣を発信していくことにより、より円滑に進められると思います。
 新規プロジェクトを進める立場に立った時、社会にある事例を教師にして、円滑に物事を進めましょう。
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