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ネタつつき191 - 若者の甘えだという人は甘えている

 テレビの討論番組やネットにて、社会問題について評論家や専門家などといった人が、「自分は苦労して耐え、その結果成功した。それができない若者の甘えだ。」と言い張るのをよく聞きます。こういった非論理的な発言がまかり通るのが不思議なので、論理的に検証してみました。
 背理法でこの理論の妥当性を判定してみましょう。仮に「誰かが苦労して成功したら、その社会問題は解決しなくてもよい。それを不満だと考える人間は甘えだ。」という命題を真だと仮定しましょう。その命題を私自身の体験で具象化すると「時給100円以下(80円とか70円の月がある)で3カ月以内に新技術を発明しないと命の保証がされない職場は妥当。現に私が努力して生きているんだから、甘えずに時給100円以下で新技術を発明しなさい。できなければ、殺されても仕方がありません。」という事になります。これは妥当でしょうか?検証してみましょう。
 労働には適切な報酬というものがあります。経営者が判断したら時給100円以下でもよいというのであれば、適切な報酬とは、経営者が自分勝手に考えるものだという事になります。しかしながら、これがおかしい事は自明でしょう。お金を支払う側が0円だと思えば0円だと認めるのであれば、商売は成り立ちませんし、そもそも労働法に違反しています。それを「若いころはそうやって苦労すればいい」というのであれば、日本は法治国家でない事になりますし、まともな経済システムがない事を容認することになります。従って、自分が若い頃に、違法行為に耐えたからと言って、それを他者に押し付けるのは不合理です。また、自分の痛みを他人に味わってもらいたいと思えません。自分が苦しんだからこそ、他人に同じ思いをさせたくありません。
 この手の「若者の甘え」論を言う人は、こういう事を書くと、「それは想定外」だとか「例外」で済まそうとします。しかしながら、何の基準で想定外だとか例外だといってるのでしょうか?それが発言者本人の基準であるとするならば、それを他者に押し付けるのは憲法違反なので、法治国家に住む我々にとって不合理な発言です。
 私自身の感覚から言うと、仕事とは命を賭ける物だという感覚がまだどこかであります。それ故に、若者に限らず大概の人は、私に言わせれば「ぬるい」「甘い」です。しかしながら、私はその考えを他人に押し付ける気が全くありません。それどころか積極的に否定します。何故ならば、私が遭遇したことは、違法行為もしくは犯罪行為であり、理論的に考えて認めてはならない事象だからです。自分が耐えたからと言って、他人にそれを押し付ける行為は、非理論的以外の何物でもありません。自分が耐えたという苦労話はどうでもよく、その社会問題を理論的に考えなければなりません。
 理論的に言うのであれば、「若者の甘え」と言っている世代が甘えていると思います。何故ならば、その社会的不備を解決できなかったのは年長者だからです。理論的に間違っているものは間違っています。それを解決できない人が、「甘えだ耐えろ」というのは、解決できない人の甘えに他なりません。自分が解決できない事実を棚に置き、若者の甘えだと逃げているだけです。
 日本ではこの手の感情論や根性論がまかり通っています。そういう悪しき風習が日本の国家システムを低レベルなものにしています。感情論や根性論で、若者の甘えだと発言し、甘えて問題から逃げずに、真正面から真面目に考える人が増えてほしいと私は願っています。
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