スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

C#文法リファレンス ー 仮想メンバー( 仮想メソッド & 仮想プロパティ )

概要
 子で動作を上書できるプロパティもしくは、メソッドを定義します。

日常でたとえると
 師匠の技を習得し、独自の改良を加える。

使用に適した状況
 多態性を求める場合に使用します。具体的には、それぞれの子オブジェクトの動作の詳細が異なる場合に使用します。仮想メンバーを多用すると、予期せぬ動作で上書される可能性があるので、十分に設計しましょう。

サンプル

/*----------------------------------------------------
 * 
 *  仮想メンバー
 *  
 ----------------------------------------------------*/
using System;

class Parent
{
    private int _p;
    public virtual int VirtualProperty
    {
        get
        {
            Console.WriteLine(
                "親クラスのゲッターが呼び出されました。" );
            return this._p;
        }
        set
        {
            Console.WriteLine(
                "親クラスのセッターが呼び出されました。" );
            this._p = value;
        }
    }
    public virtual void VirtualMethod( )
    {
        Console.WriteLine( 
            "親クラスのメソッドを呼び出しました。" );
    }
}

class Child : Parent
{
    public override int VirtualProperty
    {
        get
        {
            int result = base.VirtualProperty;
            Console.WriteLine(
                "子クラスのゲッターが呼び出されました。" );
            return result;
        }
        set
        {
            base.VirtualProperty = value;
            Console.WriteLine(
                "子クラスのセッターが呼び出されました。" );
        }
    }
    public override void VirtualMethod( )
    {
        base.VirtualMethod();
        Console.WriteLine(
            "子クラスのメソッドを呼び出しました。" );
    }
}

class Sample
{
    public static void Main( )
    {
        //仮想プロパティを使用
        Child obj = new Child();
        obj.VirtualProperty = 10;
        int value = obj.VirtualProperty;

        //仮想メソッドを使用
        obj.VirtualMethod();

        //終了
        Console.ReadLine();
    }
}


文法
 親オブジェクトのメンバーのうち、仮想にしたいプロパティもしくは、メソッドに「virtual」キーワードを記述します。場所はアクセス修飾子の後ろです。戻り値よりも前に指定します。
 仮想メンバーは、子オブジェクト側で「override」キーワードで上書できます。

解説
 オブジェクト指向プログラミングには、多態性という概念があります。多態性とは、個々のオブジェクトが違う動作を行うことです。ただし、違う動作といっても、何らかの条件があるのが通常です。例えば、0未満の値を受け付けない、空文字列を受け取らないなどがあります。
 無差別に仮想メンバーを使用すると、予期せぬ動作によりバグが発生する可能性が高いです。意識していないかもしれませんが、メンバーには守るべき条件があります。その条件が明確化しないうちに、仮想メンバーにしないほうがよいでしょう。
スポンサーサイト

テーマ : プログラミング
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

インドリ

Author:インドリ
みなさん、はじめまして、
コンニチハ。

ボクは、無限の夢(infinity dream)を持つネタ好きな虹色の鳥インドリ(in dre)です。
色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
は別人による嫌がらせ行為です。
私とは関係ないので注意して下さい。
次はなりすましブログなどをするかもしれませんが、ここ以外でブログをするつもりがないので、ここ以外にインドリのブログがあったとしても無視してください。


何度言っても分からない人がいるので、ここにコメント欄へ書き込むときの注意事項を書きます。


一、社会人としてのマナーをわきまえましょう。
一、妄想に基づく書き込みを止めてください。
一、暴言の類は書かないで下さい。
一、某誹謗中傷サイトの書き込みは彼らの妄想に基づく書き込みですから無視して、ここへ書き込まないで下さい。
一、コメント書く前に他のコメントよく読んでから行って下さい。
一、言いがかかり等の行為を禁止します。
一、その他常識的に考えて迷惑なコメントはしないで下さい。


以上のルールを守れない人のコメントは削除します。



利用上の注意
ここに紹介してある文章およびプログラムコードは正確であるように心がけておりますが、内容を保証するものではありません。当サイトの内容によって生じた損害については、一切の責任を負いませんので御了承ください。


執筆したCodeZineの記事


【VB.NETで仮想CPUを作ろう】

  1. VB.NETで仮想CPUを作ろう
  2. レジスタの実装
  3. 仮想CPUのGUI化
  4. テストドライバの改良
  5. CPUの基礎動作の実装
  6. MOV命令の実装
  7. ADD命令実装
  8. SUB命令実装
  9. INC命令&DEC命令の実装と命令長
  10. MLU命令の実装とModR/Mについて
  11. DIV命令の実装とイベント設計について
  12. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう!
  13. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(前半)
  14. 機械語駆動式 関数電卓を作ろう! 解答編(後半)


【仮想ネットワーク実装でTCP/IPを学ぼう】
  1. TCP/IPの基礎と勘所
  2. ネットワークアクセス層の勘所
  3. インターネット層の勘所
  4. トランスポート層の勘所
  5. アプリケーション層の勘所
  6. セキュリティの基礎と仮想ネットワークの仕様
  7. GDI+と独自プロトコルの定義



【並列化】
インテル Parallel Studioを使って並列化プログラミングを試してみた
並列プログラミングの効率的なデバッグを実現する「Parallel Inspector」


【TBBシリーズ】
  1. インテル スレッディング・ビルディング・ブロックの概要
  2. インテルTBBから学ぶループの並列化
  3. スレッドセーフとインテルTBBのコンテナ
  4. インテルTBBのスレッドクラス


【OpenMPシリーズ】
  1. OpenMPの基礎構文
  2. OpenMPの実行時ライブラリと並列ループ
  3. OpenMPのメモリモデルとfork- joinモデル

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Ada (9)
COBOL (5)
C (9)
C++ (11)
C# (370)
D (25)
Java (8)
Perl (1)
Ruby (14)
PHP (2)
Boo (2)
Cobra (2)
LISP (6)
F# (33)
HTML (0)
XHTML (0)
CSS (0)
XML (0)
XSLT (0)
Scala (4)
WPF (0)
WF (2)
WCF (0)
LINQ (4)
MONO (5)
Linux (0)
MySQL (0)
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。