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C#文法リファレンス - イミュータブルオブジェクト(変更できないオブジェクト)の作成法

概要
 各種文法を組み合わせ、変更不可能なオブジェクトを実装します。

日常でたとえると
 俺の意思は揺るがない。

使用に適した状況
 ほぼ全ての状況で使用できます。例外は作成が高くつくオブジェクトです。その場合、管理しているオブジェクトにアクセス権を持たして、変更できるオブジェクトを実装するべきです。

サンプル

/*----------------------------------------------------
 * 
 *  イミュータブル(変更不可能)オブジェクト
 *  
 ----------------------------------------------------*/
using System;

class Foo
{
    private readonly int _addValue;

    public Foo( int addValue )
    {
        this._addValue = addValue;
    }

    public int GetValue( int value )
    {
        return value + this._addValue;
    }
}

class Sample
{
    static void Main( )
    {
        //変更する方法がないイミュータブルオブジェクトを試す
        Foo obj = new Foo( 10 );
        int value = 100;
        Console.WriteLine( "指定値{0}の戻り値は{1}です。",
            value, obj.GetValue( value ) );

        //変更したい場合新しく作る
        Foo obj1 = new Foo( 0 );
        int value1 = 914;
        Console.WriteLine( "指定値{0}の戻り値は{1}です。",
            value, obj1.GetValue( value1 ) );

        //終了
        Console.ReadLine();
    }
}


文法
 コンストラクタで初期値を指定し、リードオンリーのフィールドに記憶して管理します。こうしておけば、一度作成したインスタンスの状態が変更できなくなります。

解説
 各インスタンスが持つ状態を、自由に変更できるようにすると、そのプログラムは、実行順序および時間に依存することになります。実行順序と時間に依存するプログラムは、個々に見れば簡単です。しかし、プログラム全体に不確定要素をもたらします。プログラムに不確定要素があると、エラーを発見し難く、保守査証も複雑化します。
 特に並列処理プログラミングになると、正しい結果を常に得られるようにするのが難しくなってしまいます。また、順序と時間を常に意識しなければならないので、テストの複雑化してしまいます。
 個々のオブジェクトのふるまいを簡潔に保ち、組み合わせて複雑な処理をするのがオブジェクト指向プログラミングの思想なので、不必要に複雑な変更可能なオブジェクトは、理由がない限り使用するべきではありません。一度作成したら変更ができないイミュータブルなオブジェクトにするのが賢明です。ただし、イミュータブルオブジェクトにも弱点があります。
 イミュータブルオブジェクトの弱点は、新しい結果が欲しいときに、必ずインスタンスを生成しなければならない事です。普通のオブジェクトは問題ありませんが、処理回数が多かったり、オブジェクトの作成が複雑で重かったりした場合、変更可能なオブジェクトにするしかないでしょう。その際は、アクセスを工夫し、変更できるオブジェクトを限定するとよいでしょう。
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ジャンル : コンピュータ

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Author:インドリ
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色々な情報処理技術を啄ばむから楽しみにしてね。

http://twitter.com/indori
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