ネタつつき204 - 私が歩んでいる情報道
以前「適時適情」と表現したように、基本はお客様が望むときに、お客様が望む情報を提供することを目標として働いています。それを実現する為に、温故知新の考えで、新旧関係なく、日々技術を学習しています。毎日1時間は学習に充てています。嫌いな情報技術はなく、好きに強弱があるだけで、プロジェクトに役立ちそうならば何でも使います。
それを基本とし、細かい単位で考えると以下の考えを持って仕事をしています。
- お客様を第一に考える。
- お金は適切な金額しか受け取ってはならない。
多すぎたら駄目。少なすぎても駄目。 - 適切な金額は、帳簿などを参考に実際の効果から算出する。
- お客様のためにならない事ならば、お客様の要望に対してNOを言う。
- ただNOを言うだけならば誰でもできる。NOを言う際には対案を言う。
- お客様を尊敬する。
- お客様の業務に興味を持つ。
- 仕事仲間に敬意を持つ。
- その他自分以外のすべての人に敬意を持つ。
例えば、掃除婦のおばさんにも敬意を持つ。
システム開発とは関係がない人などと考えない。 - 毎日学習する。学習しない技術者は技術者ではない。
- 情報技術以外の学問も積極的に吸収する。
- 神羅万象の全てを教師と考える。
- すべての人が教師。
- 見聞きするものを全て分析する。
- 生きているだけで幸せ。この世のすべてに感謝する。
- 情報技術は人間ありき。人間なくして情報システムは成り立たない。
それを常に意識する。 - 情報技術を極める事だけを考えて生きていく。
- 常に正直であれ。嘘は自分の身を亡ぼすだけ。
大体こんなところです。注意せねばならないのは、お金とお客様の部分です。日本では「お客様は神様だ、だからなんでもYesを言うしかない」もしくは「お金を儲けてなんぼ。自分だけの利益を考える。その為ならばお客様を騙してもいい。他の企業から搾取してもいい。」などと考える節があります。これは日本特有の、本音と建て前というもので、建前は「神様」、本音は「お金さえ儲ければ何をしてもいい」です。すごい二枚舌です。悲しいかな、実際にそう考えている人が多いようで、日本の情報産業は無茶苦茶です。
日本人は理性ではなく、空気に従う傾向があり、看板に騙されやすい傾向があります。それ故に、看板は「神様」、中身は「詐欺」という事が多分にあるのです。いつからそうなったのかは知りませんが、歴史から推察するに、本来の日本人はそこまで愚かではなかったと思います。
経営学とか学んだ人ならば知っていると思いますが、お金はただの道具であり、それを第一目標にする時点で、精神性が低く、つまらない考えだといえます。私の考えは「たかだかお金で満足するの?」です。私はもっと欲張りで、正しく儲け、正しく使い、人生を謳歌することを考えます。少なくとも私は、犯罪者と変わらない人をプロだとか技術者だとか専門家だとか呼びたくないと思いまし、認めてはならないと思います。そうしないと日本はただの犯罪大国になってしまいます。
現在の私の状態は、1円でも売上増経費削減になれば成功というのであれば、プロジェクト成功率は100%なのですが、満足とは程遠いです。事前に5%利益増と約束したときに、10%利益増になるぐらいでなければ、真の技術者とは言えないと考えています。しかしながら、5%増と約束したのに6%ぐらいしか増えないとき(不完全成功)や、3%ぐらいしか利益増になっていないとき(失敗)があります。この結果は、私の技術力不足を意味していると反省しています。
ちなみに、納期に遅れたことは一度もありません。速いのは当たり前だし、例外的状況に対してはちゃんというからです。例えば、システム開発では、酷いときともなると、納期1日前に仕様追加を言ってくるお客様もいます。そんなときは、はっきりと、必然的に納期を守れないから、次のイテレーションで対応するといいます。もちろん、悪意がある人もいますが、どちらかというと、何が仕様追加になるかわからないお客様が多いので、話せばわかってもらえます。悪意がある人に対しては、「その行為は貴方の不利益になるだけだ」と説得します。そして、納得しないのであれば辞退します。
私の考えはごく普通のもので道といえるほど立派なものではありませんが、道を考えるうえで参考になれば幸いです。