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ニュースを分析第12回 ー そもそも大阪都構想って何?

 ニュースを楽しむには、背景を知るのが一番です。背景を知っていると、ニュースが断然面白くなり、大人の教養も習得できます。今回は、今最も熱い話題である大阪市長選についての背景である「大阪都構想」について、私が調べて知ったことを書きます。
 大阪都構想というのは、既得権益による行政の腐敗が進んだ大阪を改善するためのものです。私が注目している理由は、大阪が日本の縮図だからです。皆様もご存じのとおり、日本は既得権益者との癒着で政治が腐敗しています。腐敗している理由は、悪い政治家が多いといった低次元な精神論ではなく、悪い人が活動しやすいシステムの問題です。大阪もその例にもれず、大阪市と大阪府が互いに既得権益を追い求め、互いに同じことをして資源を浪費する二重行政になっています。例えば、大阪府が箱モノを作ったら、大阪市が同じ理由で箱モノを作るといった状態なのです。これは大阪だけではなく全国同じです。
 さて、問題なのは、大阪都構想がどうやって二重行政を解決するのかという部分です。二重行政を解決するだけならば、システム屋の私は無限にシステムを思いつきますし、他の専門家の方々もそうでしょう。ですから誰でも、理想論はいくらでも言えます。しかしながら、日本は法治国家であり、基礎自治体についての法律を守らないとなりません。それ故なのでしょうが、大阪都構想では、大阪を都にして市町村を「特別区」に変えるという方法をとっています。キーとなるのは、「大阪都」と「特別区」です。
 大阪が都となり特別区で管理するという事になると、都が区の運営に口を出せるようになるので二重行政を解決できます。二重行政が成り立つ理由は、「各々が勝手に判断できる」という点にあるのですから、その点を考えると合理的です。では、特別区なんて設定せずに、大阪都で市町村を廃止すればいい(あくまでも管理法であって本当に消えるわけではない)という過激派もいるでしょう。しかしその案は、大阪都全員の意見をくみ上げることが不可能だという問題が発生します。大阪都を運営する人たちも人間であり、細かい単位の事がわからないのです。そこで、区から意見をくみ上げて、都で判断をするという仕組みにしているのでしょう。
 このシステムの利点は、責任者が明確であることです。今までの日本は権力は振るうが、責任は一切取らないという態度が通常になっていました。現に今まで二重行政をしてきた人たちは一切の責任をとっていません。日本全体を見ても、何かをして国民が被害を受けてもだれも責任を取りません。それを解決可能性があるので、私はこのシステムに注目しています。
 もちろんこれは、地方自治法の範囲内でできる次善策であり、真に国民を幸福にするにシステムの前段階にしかすぎません。「橋下氏はやることが早すぎる。もっと会議をせねば・・・」と悠長なことを言っている人もいますが、前段階でいつまで会議だけしているのでしょうか?今でも遅すぎます。秒進分歩の時代でこんな怠惰なことを言っていると、世界からおいて行かれて滅びます。日本人の悪い所は、現実に起こっている問題に目を向けず、何時までも「やっている空気」になって後で文句だけいう点です。大阪都構想のニュースは、「明日やろうは馬鹿野郎だ。今日やるべきことは今日やる。」そんな当たり前のことが行われる日本になるかどうかを測るものさしになります。日本が大人の国家になるか、引きこもって子供の国家になるのか・・・すごく興味深いニュースです。
 以上のように背景を知っていればニュースが楽しくなります。是非少しだけでも調べて、ニュースを楽しみましょう。それが社会人としての基礎だと私は思います。
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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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