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ネタつつき209 - コピペ問題から見える知的財産の問題

 こ最近STAP細胞の論文についての報道が過熱していました。それで今回は、コピペ問題について取り上げます。この話題を取り上げた理由は、知的財産をどう扱うべきかについて、深いテーマがそこに潜んでいるからです。これから、コピペと知的財産についての私個人の意見を述べます。
 先ず言いたいのは、毎度のマスメディアがヒステリー状態になってバッシングをしているのは問題外だという事です。あの態度は、日本のマスメディアが、ただ悪口を言いたいだけだと証明している稚拙な行為です。本来大人がするべきことは、その事件を時系列に記述し、知的財産の専門家(弁護士や学者など)がどう考えるのかについてありのままに報道することです。
 私は特許庁から「個人が情報技術に関する発明を出願すること自体愚かなことだ」といわれ、政党から「個人の知的財産を会社が取って何が悪い」と明言されたことがあります。その経験と、システム屋と知的財産は切っても切れない関係なので、よく知的財産について考えていました。
 客観的に考えるために、科学者はどう考えているのか気になったので調べたところ、著名な科学者である武田教授の意見が興味深かったです。彼によると「学問の成果は人類共通の財産」であり、法律に明記されていないリンチはあってはならないとのことでした。なるほど、そういう考えもあるのかと私は思いました。何度も知的財産を略奪された私にはない考えで非常に勉強になりました。
 確かに、人類共通の成果について共有するのは理想的だといえます。その意見そのものは正しいでしょう。しかしながら、商売をしている私としては、完全に納得できない部分もありました。その理由は2つあります。
 一、発明をするのにあたり、時間・お金・労力が必要となります。そのリソースを取り戻すことも許されず、全て無料で他人に搾取され放題になるのは納得がいきません。搾取した人は何のリソースも消費せず、窃盗行為で儲けられるというのは道徳的に考えても納得がいきません。また、技術者/発明者本人の生存ができなくなります。発明者/技術者はただ搾取される存在ではなく、生存権があるはずです。
 二、発明したものはわが子と同じであり、誘拐されるのは納得がいきません。しかも、盗んだ企業は発明の本質を理解していないので、非常に出来が悪くされてしまいます。わが子が誘拐され、悪い別人として育てられるのを許す親がいるでしょうか?
 武田教授が誤解されるのは不本意なので明記しますが、武田教授が発言したきっかけは、あくまでも創意工夫の必要がない冒頭の部分だという点も付け加えておきます。あくまでも法治国家と、学問の共用性について述べたといえるでしょう。
 知的財産問題が複雑なのは、人類発展のための共用性と、商売としての側面が重なっている点にあります。人類発展のためには、個人の権利を放棄してもよい場面があります。しかしながら、発明者の生存権すら脅かすのは問題であり、発明したものを悪用する組織が野放しになるのもまた問題です。その二つの天秤をどのように折衷させるのか非常に難しい問題です。
 私自身、完璧な答えに至っていませんが、現時点の考えを述べます。知的財産は目に見えないからといって盗んでいいものではなく、発明者の権利を守らないとなりません。現状は盗みたい放題であり、法律の不備を正し、窃盗を防ぐ社会的仕組みが必要です。しかしながら、発明者本人も、人類の発展のために利益に関して妥協する高い道徳心が必要です。
 以上で終わりです。日本は技術大国を名乗っておきながら、知的財産について無関心で無法状態なので、真面目に知的財産のあり方について考えていただきたいです。そうすれば、本当の意味で日本は世界一の技術大国になれるでしょう。
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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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