中の人の徒然草493 人を攻撃する事ばかり考えている野蛮な状態にうんざり
法律はいわばサービスです。自分が製造しているサービスで、人が殺されても対処できないとなれば、被害者の事を考えて涙し、聞いた瞬間から改善案を出し対策するというのが普通の人の行動だと私は思います。不備があれば、1日以内に対処するのが私の基本姿勢です。私がもし、自分が開発したシステムで、人の命がなくなる原因となったのであれば、非常に深刻に受け止めます。それにも拘らず、日本は法律を作るスピードが遅すぎます。こんなサービスは通常では考えられません。また、そこを指摘しないマスメディアにも幻滅しています。
彼らが主張するように報道に正義や意義があるというのであれば、立法者達に対して「何が原因か」「何時対処するのか」「どこをどのように改善するのか」と問い詰めるのが当然であって、誰かをバッシングして満足しているその姿にプロとしての誇りを感じません。感じるのは被害者が出ても何も感じず、ただ売れればよいという冷酷さです。そんなサービスが報道というのであれば、そんなものは一層の事、なくなってしまえばいいと私は思えてなりません。誰かを傷つけるだけのサービス何て、犯罪と何ら変わりません。いったいどこが違うというのでしょうか?
とにかく、日本はずいぶんと冷たく野蛮な国に成り果ててしまったようです。私は日本に生まれ、自分の環境に感謝して生きてきましたが、その考えが揺るいでいます。日本には良い人が沢山住んでおり、良い文明も持っています。ですが、今の日本は、人が死んでも放置し、ただ誰かかを攻撃して儲ける。そんな、非人間的な側面が強く出ています。私にはそれが残念でなりません。日本は良い面もたくさん持っており、その部分が殺されている状態になっているのは不快です。人間の野蛮で冷酷な面を強調する現状は、けっして好ましいとは言えず、良い面が生かされるように心がけねばならないと私は思いました。