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ネタつつき217  - 教育と技術向上に必要なもの

 世の中は、「才能」という言葉を使いたがります。他者に対して良い影響を与えるために使用するのであれば問題ありません。しかしながら、不適切に使用する人が多く、その言葉によって傷つけられた人が多いようなので、今回はその件に関して書きます。
 私自身は才能という言葉を「数値化できない非常にいい加減なもの」だと考えており、自分が才能あるのかなどと考えたことがありません。才能なんてものはどうでもいいものです。ですが、たまに「君は才能がない」といわれたり、「自分に才能がない」などと考えたりして、傷ついた人に出会います。
 私は「才能がない」なんて言葉を、口にする人の気がしれません。そんなことを言う人に対しては、「貴方は神様ですか?」と思います。人間である以上、才能なんてものは真にわかるはずがありません。また、人を傷つける権利もありません。従って私は、新人に対して「君は才能がある」といって褒めた事しかありません。才能という言葉は、人を褒めるときにしか使用してはならないというのが私の持論です。人は褒めて伸ばすものです。
 私が初めて歩いた時、両親から褒められて伸びました。それを覚えているので、私は他者に対して積極的に褒めます。特に新人教育を任せてもらった時は、褒める事しかしません。たまに、それを疑問視するクライアントもいますが、「情報技術に必要なのはラヴ&パッションだけです」と答えます。私は本気でそう考えています。そのほかに必要なものは何もありません。才能?そんな曖昧なものは、どうでもいいです。そんなものは犬のえさにすればいいです。
 情報技術を学ぶ上で重要なのは、それをどれくらい愛しているのかと、それに対してどれぐらい情熱を持っているのかの2点だけです。私は情報技術がなければ死んだ方がましだと考えるぐらい、情報技術を愛し、永遠に情報技術を極めたいと考えるぐらいに情熱を持っています。金よりも、女よりも、名誉よりも、何よりも、情報技術を愛しています。自分の技術力はそれだけで伸ばしました。例え、人から「君に才能はない。やめるべきだ。」といわれても「やらないぐらいならば死を選ぶ」と答えるだけです。情報技術に初めてであった中学生の時から、迷ったことがありません。私の人生に情報技術以外(※家族愛や友情などを除くとです)ありません。
 纏めます。才能という言葉は、使用法を間違えれば、人を傷つける凶器になります。しかし何人たりとも他人を傷つける権利はありません。才能は人を褒めて伸ばすとき以外に使用してはなりません。技術を極めるのに必要なものは、愛と情熱だけです。何にも惑わされず、ただひたすらに、技術を愛し、常に情熱をもって生き続けましょう。そして、人は褒めて伸ばしましょう。それが唯一の真理です。
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テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

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