ネタつつき218 - 好きでもない仕事はするな。好きでない人は雇うな。
結論から書くと、「好きでもない仕事につくな」と考えています。私がかく言う理由が三つあります。それをこれから書きます。
第一に「仕事の苦痛に耐えられるのか」と考えたとき、好きでもない仕事で耐えられないと考えるからです。どんな仕事でもつらいことがあります。また、どんな仕事も地味です。システム開発を派手なものだと勘違いしている若者がいますが、これほど人間臭くて地味な仕事はありません。どんな仕事にも人間関係があり、地味な作業の連続です。嫌いな職業で、そのつらく地味な作業に耐えられるのでしょうか?私は耐えられないと思います。
第二に「向上心を持てるのか」という問題があります。どんな仕事でも向上心が必要です。例えば、アルバイトでも、究めようと思えば、いくらでも努力できます。人間の仕事に完璧はないのです。あるのは理想に向かって突き進む、人間の意志だけです。嫌いな仕事に向上心を持てる人がいるでしょうか?好きでも向上心がない人がいるのですから、嫌いならばお話にならないと私は考えています。
第三に「いやいややったらお客様に失礼」だという事が考えられます。意識していない人もいるかと思いますが、好きでもない仕事を嫌々しているという事は、お客様にも伝わってしまいます。嫌々されて、気持ちがいい人はいません。お客様指向といっておいて、その仕事を好きでもない人にやらす会社は、何を考えているのでしょうか?論理的整合性がありません。
纏めます。全ての仕事は地味で、苦痛が伴います。それでも、完璧な仕事というものは、この世に存在せず、高い志を持って仕事をせねばなりません。嫌々仕事をされて喜ぶ人はいません。従って、「好き」は仕事の必要条件だと思います。好きだけでは、仕事ができないので、必要十分条件ではありませんが、必要条件を満たさないと話になりません。仕事の「好き」の度合いをもっと考慮するべきだと私は思います。