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ネタつつき222  - 研究は失敗の代名詞

 今回は研究についての誤解を解くために書きます。研究というと、成功のイメージでとらえる人が多いです。しかし実際はその反対で、研究とは失敗だと言えます。
 研究は既存の概念を否定することから始めます。その時点で失敗と見做すこともできます。何故ならば、成功という概念は一般的に、正しいという概念で結びつけられて考えられているので、現時点で正しくない事をしようとしている時点で、論理学的には過ちだといえるからです。確率的にいっても、成功する確率は極めて低いです。
 誤解がないように書きますが、だからといって、研究者自身は、大量の根拠なき自信と、少量の論理的根拠(ほぼ直観といってもよい)をもって研究を始めます。小保方さんがSTAP細胞をあると断言しているのが良い例です。あれは研究者にとってあたりまえの行為です。もし正しくないと思いつつ研究しているのであれば、それは研究ではなくただの詐欺です。
 研究で行う事は、夥しい数の失敗の繰り返しです。研究はわからないものを対象にするのですから、失敗を繰り返して、無限に見える選択肢を徐々に減らしていくほかありません。人間の知力は有限なので、そうするしかないのです。もし神様ならば、答えを知っているので、答えを提示するだけでしょう。しかし、真実が見えない人間は、無知という名の暗闇の中、盲目的に答えを探して彷徨うほかありません。
 研究には終わりはありません。人間が成功したと思える時点はありますが、それは人間の錯覚にすぎません。世界の真理は人間の手の届かないところにあります。将来、自分よりも優秀な人が、その研究成果を否定して新しい研究を始めます。つまり、本当の意味で成功した研究なんてそもそも存在しないのです。全ての研究は、未来の人類の踏み台にすぎません。その事実を受け入れ、失敗する勇気を持つ者だけが子孫に贈物をできるのです。
 これを読んだ人は、「研究者は何故そんな虚しい事をするのだろうか」と疑問に思うでしょう。その答えは人それぞれですが、おそらく共通しているのは「未来を創る唯一の方法」と考えている事でしょう。
 誰かが新しい物事を開拓しなければ人類は滅びます。神のように万能ではない、小さな存在である人間はそうするしか生きる術がありません。しかし、研究は失敗の代名詞ともいえる行為なので、勇気ある人にしかできません。その勇気を持つ人を嘲笑い、攻撃し、未来を亡ぼそうとしているのが日本の現状です。勇気がない人を責めはしませんが、せめて未来を壊す愚行だけは止めてほしいと私は切に願っています。勇気を持たないならば、日本の未来のために、勇気を持つ人を応援する。それが良識ある大人のすることではないでしょうか?
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