C#ライブラリリファレンス - 変換演算子でリストを得る
Enumerable静的クラスのToList拡張メソッドを使用して、IEnumerableオブジェクトを、リストオブジェクトへ変換することができます。
日常でたとえると
その箱に入っている書類をリスト化して。
使用に適した状況
リスト特有のメソッドを使用したいなどといった、リストオブジェクトを使用したい場面で使用します。
サンプル
/*---------------------------------------------------------
*
* 変換演算子でリストを得る
*
---------------------------------------------------------*/
using System;
using System.Linq;
using System.Collections.Generic;
class Sample
{
static void Main( )
{
//配列を用意
int[ ] ie = new int[10];
Console.WriteLine(
"データの型:{0}",
ie.GetType().FullName );
Console.WriteLine();
//リストに変換して確認
List<int> list = ie.ToList();
Console.WriteLine(
"データの型:{0}",
list.GetType().FullName );
Console.WriteLine(
Environment.NewLine );
//終了
Console.WriteLine( "サンプル終了。" );
Console.ReadLine();
}
}
名前空間
Sytem.Linq名前空間を参照してください。
解説
オブジェクト指向プログラミングの極意は、抽象化にあります。しかしながら、具象的な処理も必要となります。例えば、リストオブジェクトが持っているメソッドをどうしても使用したい時などです。その時活躍するのがToList拡張メソッドです。
オブジェクト指向プログラミングは、抽象化と具象化をうまく使い分けします。抽象的な処理だけではなく、具象化するための処理もマスターしましょう。