中の人の徒然草516 ご先祖様たちは何のために死んでいったのだろうか・・・
例えば、第二次世界大戦中、ご先祖様たちは「家族や子孫のために」と信じて戦ってきました。この時から、マスメディアは勝てない戦争をあおり、空気で戦争へと突入し、一部の悪い人たちが、私物命令(高級たばこを調達して来い。イイ女を連れてこい・・・など)を出して私腹を肥やしていました。この時、すでに悪党たちは「他人の命を犠牲にしてお金を稼ぐ」事を考えていたわけです。その悪党に騙された日本人は、「税金を止めたら戦争も止まる」という真実を考えようともせず、ただ空気に従って戦争ごっこをしていました。
なぜ「戦争ごっこ」と書いたのかというと、「勝つための命令ではなく自己満足のために人が死ぬ命令」が蔓延っており、アメリカ人よりも日本人の命令によって人が死んでいたからです。
具体例を一つ上げると、輸送船に人間を荷物のように無理やり押し込め、護衛艦もなしにフィリピンに輸送しました。当然アメリカ兵は輸送船を攻撃しました。これが何度も繰り返されて、「こいつらは何で戦時中に自国の兵士が死ぬ事を何度もするのだろうか?」とアメリカ人が困惑するほどやっておりました。これによる死傷者はものすごい数です。正確な数は統計すら取られていないので(そもそも興味がないのだろう)わかりませんが、無理やり多くの人を詰め込んでいたので数百人は死にました。政府の命令により、祖国を守る一心で居た兵士たちが虐殺されました。
昔も酷いものですが、ただ現在と大きな違いがあります。それは、多くの日本人たちは「未来を勝ち取るため」と考えていた点です。今のように、目の前の小銭欲しさに大阪都構想の「税金の垂れ流しを防ぐ構造にする」という当たり前のことを否定したり、大金が欲しくて「想定外の名のもとに健康被害が出ることを平気でして金を奪う」したり・・・ということはしませんでした。
当然先ほど書いたように、そういった輩もいましたが、多くの日本人は未来を改善しようと努力していました。でも現代人は、「何となく現状維持がいい」「思考することすらいや」「自分がよければそれでいい」などといった言動を取り、一部の既得権益者達に貢いで不幸をもらっているだけです。
確かにご先祖様たちにも落ち度はありました。空気に従うその体質がその一例です。しかしながら、空気に従っているのは今も同じです。いえ、「既得権益者に貢ぐと自分だけは幸せになれる」だとか「何も考えずに幸せなれる」などという空気にしたがっている時点で、明らかに悪化/劣化しています。
ご先祖様たちはこの惨状を見たらなんと思うでしょうか?「命を賭けた甲斐があった」というと思いますか?