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ネットワークをつつく3-OSI基本参照モデル。何事も基準は要ります。

さて、今回はプロトコルを教えてくれるんだよね?ドリィちゃん?
ドリィちゃん「鳥にはまだ早いぃぃ!」
えぇぇ~ちょッw前回教えてくれるっていったよね?
ドリィちゃん「じゃあ、ネットワークのプロトコルってどんなものが考えられるゥ?」
えっと・・・端末Aで打った文字が端末Bで表示されるとか・・・
ドリィちゃん「で?具体的に実装できるぅ?」
ドリィちゃん意地悪・・・
ドリィちゃん「普通そうなるでしょ。ネットワークのプロトコルって一言で言っても具体性に乏しいから基準となるものが必要となるわけよ。」
ピムピム
ドリィちゃん「そこで、
ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)って所と
ITU-T(International Telecommunication Union -Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合電気通信標準化部門)って所が、
OSI(Open Systems Interconnection:開放型システム間相互接続)という一つの基準を作ったのよ。あー舌噛みそう。」

ISOがOSI作ったの?変な駄洒落wwww
ドリィちゃん「案外否定できないわね。無理やりOSIにしたかったのかも・・・それはさて置き、OSIはインターネットのプロトコルを7つの階層に分けて定義しているわよ。それじゃあ、列挙するわ。」


【OSIのプロトコル階層】
  • 第1層:物理層・・・回線などの物理媒体の取り決め。
  • 第2層:データリンク層・・・物理層が提供するビット列を透過的で信頼性の高いものにする。
  • 第3層:ネットワーク層・・・上位層のためにネットワーク間のコネクションの管理、データ転送時の経路選択や中継などを行う。
  • 第4層:トランスポート層・・・下位層の通信網の差異をなくし、透過的な通信を保障する。誤り検出と回復、コネクションの効率化、などもこの層で行う。
  • 第5層:セッション層・・・アプリケ-ションプロセス間の通信を行うために、通信の制御を行う層。具体的には、コネクションの確立・開放、優先データ転送、データの同期などを行う。
  • 第6層:プレゼンテーション層・・・アプリケーション層が扱い情報の形式を取り扱う層。コード変換、暗号化、圧縮などを行う。
  • 第7層:アプリケーション層・・・ファイル転送、メールなどのアプリケーションの機能を提供する層


うわぁ多いピヨ。何でこんなに階層化するの?
ドリィちゃん「それはね。階層ごとに機能を分けておくと、階層ごとに違うベンダの製品やプロトコルが使えるし、自分の階層だけに専念することにより開発効率が上がるからよ。でも、7つは多すぎるわね。」
それは凄いピヨね。まるでクラスライブラリみたいピヨ。
ドリィちゃん「そう、それと同じ発想よ。それはさておき、各層の詳しい説明はまた後でするわ。私も色々忙しいのよ。」
えぇ~
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